ビックコミックススピリッツで連載中の「二月の勝者-絶対合格の‐教室」は、現在11巻まで発刊されています。自粛中のGWに一気読みしました。
四谷大塚ならぬ渋谷大崎の準拠塾「桜花ゼミナール」が舞台で、そこで働く塾教師を主人公に、学校ではなくサービス業である進学塾のリアルが描かれていている漫画。
教育虐待がある家、放課後教室の代わりに通塾している子、スポーツを辞めて通塾し出した子、学校では保健室登校している子、親の期待に応えようとカンニングしちゃう子など10組以上の様々な中学受験家族の6年生1年間が同時並行に丁寧に描かれていて、色々と共感させられます。
連載中なので受験結果は出ていませんが、頑張れ~と登場人物のどの子も心から応援したくなってしまいます。
圧倒的な成果を上げているサピックスならぬフェニックス、日能研ならぬ毎日研、早稲田実業ならぬ早米田実業、小石川中ならぬ大石山中など塾名や学校名もパクっていて、クスリとさせられます。中でも普連土(フレンド)が馬武立(マブダチ)になっているのには爆笑。あっ、御三家だけは実名。
それにしても「ビックコミックススピリッツ」が中学受験が題材の漫画を扱うってのも時を感じてしまいます。
だって「ビックコミックススピリッツ」の読者層は10代~20代前半だった筈なんだよね。超高齢社会だわ~~~。
<参考>小学館の漫画雑誌 読者年代の若い順 (情報古いかも)
「少年サンデー」 名探偵コナン、タッチ とか。
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「ビックコミックススピリッツ」 美味しんぼ、めぞん一刻 とか。
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「ビックコミックスオリジナル」 三丁目の夕日、釣りバカ日誌 とか。
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「ビックコミックス』 ゴルゴ13 とか。