水神 in 牧志
こちらは、希望ヶ丘公園の南西にある古井戸です。ちょうど花笠食堂の真裏にあります。地域の人たちには、「牧志3丁目の水神」と呼ばれている共同井戸だそうです。水系は、安里川からの分水のらしいです。壺屋側にも、もう1つ同名の井戸があるそうですが、今回は割愛しました。さて現地入りすると、ちょうど台湾からの観光客が数名、熱心に拝んでいました。微笑ましいですね。すれ違いざまに、お互い会釈をしましたが、とても礼儀正しくて、こちらまで気持ちよく感じました。久米方面の道教や媽祖関連の場所であれば合点がいくのですが、めちゃめちゃ琉球の拝所なのに、手を合わせる姿に『和合の心』を強く感じました。祈りに、どこどこの神もないという姿勢かもしれないですね。すばらしいです。本来、拝みというのはそういうグローバル、あるいはボーダレスな捉え方をしていたのかもしれません。ところが、いつしかナショナリズム的な思想が強くなって、今日の結果に至ったのかもしれませんね…。また、隣にあるガジュマルも可愛らしく、水神様をやさしく守っている姿がとても素敵です。当然ながら、公園内中央にあるガマ(洞窟)とも繋がっているようですが、東の首里城、西の波上宮との中間地点なので、水脈・龍脈はしっかりとした気脈と並行して流れていました。また、かつての長虹堤と平行に並んでいるので、安里八幡宮と長寿宮との連携もあり、王府時代のフンシー(風水)が現代でも生かされ、守られていることを実感しました。本来の都市計画、環境整備のお手本を目の当たりにしたようで、諸先輩方の配慮が見受けられました。昔は地形をよみ、地の利を生かして人工物を形成するという考えが、エーテル界やアストラル界との関係を保つ要因になっていました。しかし、そういった諸々の関係性の欠如が、現代特有の病理を生み出してしまったのかもしれませんね。残念ながら、沖縄のおじー、おばー達の言う「マブヤーねーらんぬー(魂のない人)」が多くなってきたのは、地球を愛する人が少なくなってきたからかもしれません。愛すべき所は、実は意外と近くにありますからね。