2014/7/15-16-17土曜日・日曜日・月曜日(海の日)、日本の歴史を考える会で吉野山高野山歴史の旅。
第1日目2014/7/15土曜日、JR小倉駅新幹線口のバス乗り場18:40、名門大洋フェリー無料送迎バス、19:10新門司港着。
名門大洋フェリー2便、会員3名参加、乗船手続き、今回は特別室のスイートルームになった。
レストランでバイキングの夕食、夕朝セット割引で2100円。ソフトクリームが美味だった。
20:50から8階デッキで星空観賞会に参加。解説付きで天の川を見ることが出来た。
明日の行程計画の確認。
第2日目2014/7/16日曜日、6:40バイキングの朝食。8:30定刻で着岸、下船。
メンバーの一人が先行して、ニュートラムで住之江公園駅、予約していたイツモレンタカー住之江公園南店でフィット借入手続きするが、ナビが不調の為、ナビ交換するもまたまた不調、結局近隣のトヨタレンタカーでプリウスを手配して頂き無事に出発出来たが、1時間のタイムロスは大きかった。
阪神高速4号湾岸線、助松JCT、堺泉北有料道路、阪和道、美原JCT、南阪奈道路、R165、R24、R169、奈良県明日香村の高松塚古墳とキトラ古墳、天武天皇・持統天皇陵を見学。近鉄飛鳥駅から近く交通の利便性が良い所だった。
高松塚古墳壁画館を見学、JAF割引有り、推古天皇・持統天皇・斉明天皇・額田王・善信尼の壁画。
国営飛鳥歴史公園内にある平成28年9月開設のキトラ古墳壁画体験館四神の館(しじんのやかた)(キトラ古墳壁画保存管理施設)で、朱雀(すざく)の壁画特別公開見学、予約なしだったが、偶然キャンセルが出て見学することが出来た。
時間が逼迫していた為、セブンイレブン明日香御園店でパンと牛乳の昼食。
紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産
吉野山(奈良県吉野町)、頂上の奥千本(おくせんぼん)まで一気に走り、金峯(きんぶ)神社、世界遺産、標高756m、義経隠れ塔。
上千本(かみせんぼん)まで降りて、吉野水分(よしのみくまり)神社、御朱印、世界遺産。
中千本(なかせんぼん)まで降りて、吉水(よしみず)神社、御朱印、後醍醐天皇の南朝皇居、世界遺産、当吉水神社は、文治元年1185年兄頼朝の追手から逃れた源義経(みなもとのよしつね)と静御前(しずかごぜん)が弁慶と共に潜居されていた。日本最古の書院建築。
修験道の総本山であり、役行者(えんのぎょうじゃ)が1300年前に創立。吉水神社は元吉水院(よしみずいん)と言い、吉野山を統率する修験宗の僧坊だった。明治時代の神仏分離で、南北朝時代の後醍醐天皇の南朝の皇居であったことから明治8年吉水神社と改められた。
一目千本
金峯山と言う名称の通り、この山一帯は水銀が出ていたそうで、当然金の産出が有ったようだ。
東南院、金峯山修験本宗総本山金峯山寺(きんぶせんじ)蔵王堂(ざおうどう)、御朱印、世界遺産、修験道総本山。
汗ビッショリになったので、中千本の春風(はるかぜ)堂でカキ氷を頂き、高野山に向けて出発した。
途中休憩、ローソン五條新町一丁目店でアイスクリーム・コカコーラ。
1時間40分の行程、連続ヘアピンカーブ。こちら紀伊山地の車両は中央線はみ出しして走行している車が多いようだ、要注意。
18:45頃、高野竜神国定公園、和歌山県高野町、標高1000m級の山々に囲まれた標高800mの平坦地にある高野山別格本山西門院(さいもんいん)に到着。当院は延久年間(900年余前)に教懐上人開基された寺で創建当時は釈迦院と称せら、鎌倉時代に後鳥羽帝の縁故、後堀川帝の祟信により西門院と改称されて今日に至る。
遣唐使真魚(まお)、中国の唐の高僧恵果和尚から真言密教を教えられ遍照金剛を賜り、帰国後、空海となった。その100年後弘法大師を諡号された。何故、唐に渡って2年後帰国されたのか?20年と遣唐使の使命よりも大切な何かが有ったようだ。
高野山は平安時代弘仁7年(816年)に嵯峨(さが)天皇から空海が下賜されて開闢された。
精進料理の夕食。純和風、外国人のお客が多いそうだ。日本人はせいぜい2、3泊であるが、外国人(主に西洋人)は1週間位の長期滞在客が多いらしい。日本の伝統文化を感じられる侘び寂び(わびさび)の世界である。
今日は万歩計約12000歩、歩行距離8km。足腰が痛くて、心地良い疲れだった。
第3日目2014/7/17月曜日海の日、7:00西門院本堂で朝のお勤め。
声明(しょうみょう)、般若理趣経(はんにゃりしゅきょう)、声明を唱え、宿坊宿泊者の皆さんと順番で御焼香。
声明は、インド伝来の5音階1オクターブの音楽的なお経であり、日本の能を通じて日本の音楽の基礎となった。
元の経典は、サンスクリット語・チベット語で書かれており、中国で音訳されて漢字で日本に伝わった為、お経は漢字で書かれている。
真言密教、金剛界(こんごうかい)曼荼羅(まんだら)・弘法大師、胎蔵界(たいぞうかい)曼荼羅・大日如来、南無大師遍照金剛(へんじょうこんごう)、即身成仏、宇宙の根本の理念を知ることで、この世で悟りを開くことを教義としており来世の為に今世で厳しい修業に励むことを目的としていない様だ。
7:30、精進料理の朝食
高野山別格本山西門院 早朝の静けさ
高野山宿坊協会中央案内所でレンタルサイクルをお借りした。
電動アシスト自転車でラクラク運転出来た。
高野山の気温は22℃、丁度良い気温であった。
・大門(だいもん)、四天王は高野山の入り口を守っている。
・壇上伽藍(だんじょうがらん)
六角経蔵(ろっかくきょうぞう)
金堂(こんどう)、御朱印、ご本尊は薬師如来(やくしにょらい)。
根本大塔(こんぽんだいとう)・真言密教の根本道場である伽藍(がらん)の中心たる建物として創立され高野山全体の中心としての壇上伽藍。御朱印、ご本尊は大日如来(胎蔵界)。胎蔵界の大日如来を中心に阿問、宝生、無量寿(阿弥陀)、不空成就の金剛界(こんごうかい)四 仏を安置する。
奥之院と共に高野山の一大浄域である。
御朱印は金堂・根本大塔共に御供所(ごくしょ)で頂く。
・高野山霊宝館、曼荼羅(まんだら)、高野山1200年の至宝を保存展示している。
・高野山大学、密教文学の学府。
・金剛峯寺(こんごうぶじ)
高野山真言宗総本山金剛峯寺(こんごうぶじ)、元青厳寺と言い全国の高野山真言宗四千ケ寺の総本山。
新別殿でお茶と茶菓子のご接待を受けられる。
金剛峯寺座主の松永有慶氏推薦村上保壽著の「現代社会を弘法大師の思想で読み解く」を購入した。
一の橋観光センター、昼食
・一の橋から片道約2キロ登り、奥之院弘法大師御廟に到着するが、途中の参道には誰でも知っている様な有名な武将や角界の名士の墓標が数多く建てられている。
高野山奥之院、弘法大師御廟(ごびょう)、高野山の聖地
水向地蔵
・和歌山県かつらぎ町、丹生都比売(にゅうつひめ)神社、紀伊國一ノ宮、世界遺産
セブンイレブンかつらぎ町東渋田店でアイスモナカ・三ツ矢サイダー・唐揚げ棒で小腹を満たした。
K109、R480、かつらぎ西IC、京奈和道、紀ノ川から阪和道、泉佐野JCT、関西空港道、阪神高速4号湾岸線、三宝IC、
イツモレンタカー住之江公園前店でレンタカー満タン返却。
大阪市地下鉄住之江公園駅四ツ橋線
大国町駅乗り換え、御堂筋線、新大阪駅
新大阪駅セブンイレブンおみやげ街道アルデ新大阪店で妻にお土産購入、JR東海パッセンジャーズで夕食用のお弁当購入。
17:57の新幹線みずほ609号の指定席に間に合わなかったので後発の20:25発の新幹線のぞみ119号に乗車したが、満席の為姫路駅迄立ち席だった。
小倉駅定刻到着して、鹿児島線下り列車に乗り換え、教育大前駅に若干遅れて到着した。
今日の万歩計約22000歩だったので、とてもキツかった。歩行距離16km。
今回の旅も大変充実した旅となった。
遍照金剛弘法大師の真言の密教を勉強して、真実の歴史を少しずつでも取り戻して行きたい。