ここでは **「米は余っていると言われているのに、なぜ価格が下がらないのか/これからどう動くのか」**を、
感情論ではなく、構造と時間軸で、私見として詳しく説明します。
「米はだぶついている」のに、なぜ高いのか
そして、これから米の値段はどう変わるのか(私見)
結論を先に言うと
短期的には、米価は大きく下がりにくい。
ただし、中期的には「二極化」する。
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一気に暴落 → しにくい
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高止まり → ずっとは続かない
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代わりに
👉 安い米と高い米に分かれる
これが現実的な見通しです。
① 「だぶついている」の正体は何か
まず、「米が余っている」という話の中身を整理します。
● 本当に余っているのは?
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全体の生産量が急増しているわけではない
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問題は 需要が縮んでいる こと
具体的には、
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人口減少
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一人当たりの米消費量の長期減少
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外食需要の回復が不完全
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若年層のパン・麺シフト
👉 供給過剰というより、需要不足です。
② それでも米価が下がらない理由
① 農家が簡単に値下げできない
米は工業製品と違います。
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作付けは前年に決まる
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途中で減産できない
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価格が下がっても、生産コストは下がらない
特に今は、
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肥料
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燃料
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農機
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人件費
がすべて上がっている。
👉 値下げ=即赤字。
だから、
「余っているから安く売る」という判断ができない。
② JA・流通が“急落”を止めている
日本の米市場は、
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完全な自由市場ではない
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価格の急変を嫌う構造
JAや卸は、
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農家保護
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市場安定
のために、
👉 ゆっくり下げる/一気に下げない
という調整をする。
これが、
「だぶついているのに高い」
という違和感の正体。
③ 消費者物価全体が上がっている
米だけを見れば余っている。
しかし、
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パン
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麺
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外食
も値上がりしている。
結果、
👉 相対的に「米はまだマシ」
という評価が生まれ、
需要が急減しない。
③ では、これからどう動くのか(時間軸で)
【短期:半年〜1年】
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米価は 高止まり〜微調整
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スーパー価格は大きく下がらない
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業務用米・外食向けで値引き圧力
👉 家庭用は下がりにくい。
【中期:1〜3年】
ここで構造が効いてきます。
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高齢農家の離農
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作付け縮小
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田んぼの放棄
が進む一方で、
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消費はさらに減る
結果どうなるか。
👉 安い米は余る
👉 品質・ブランド米は高くなる
つまり、
量で勝負する米は安く、
価値で売る米は高い。
【長期:3〜5年】
最も重要なのはここ。
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米は「国民食」から
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「選ぶ食品」になる
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安価な主食用米
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高付加価値米(ブランド・輸出)
に完全に分かれる。
👉 平均価格という概念が意味を失う。
④ 政治が介入したらどうなるか(私見)
中道政権を前提にすると、
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急な価格統制 → やらない
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農家保護だけ → やらない
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消費者補助だけ → やらない
やるとすれば、
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学校給食・公共調達での吸収
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備蓄米の柔軟運用
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輸出支援(安売りではなく)
👉 価格を壊さず、余剰を逃がす
これにより、
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急落は防ぐ
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じわじわ調整する
という「日本型調整」が続く。
⑤ 最後に:消費者はどう考えればいいか
消費者目線では、
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「安くなるのを待つ」より
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「どの米を選ぶか」が重要
これからは、
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普段用
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特別用
で分ける時代。
最終結論(私見)
米は余っている。
しかし、だからといって安くはならない。
理由は、
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生産コスト上昇
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農業構造
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流通調整
そして今後は、
👉 米価は下がるのではなく、分かれる。
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安い米は、確かに出る
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だが、良い米は、もっと高くなる
これが、
日本の農業と人口構造がもたらす
避けられない現実です。