2008年に公開された、本木雅弘さん主演のおくりびとという映画を
ご存知ですか。
大ヒットしましたから、ご覧になった方も大勢いらっしゃると思います。
相続手続の仕事をしていると、この映画を思い出すことがあります。
自分のしている仕事は、法律版の「おくりびと」かもしれないなと。
故人の書類をたくさん預かって、分析する。
相続人に成り代わり、金融機関を走り回って、できるかぎり早く相続人に払い戻しできるように努める。
故人が残された遺言書の内容を、できる限り速やかに実現するように努める・・・
行政書士として、相続の仕事にたずさわって20年余年経ちますが、仕事を通じていつも思うことは、
故人の財産が無事、全て払戻しされた時点で、真にお亡くなりになるということです。
ご自身の相続が無事に終わらなければ、お亡くなりになった方は、安らかにあの世に逝けないでしょう。
今日も、事務所には、故人が残された資料が積もっています。
できるだけ、早く、安心して頂けるように、今日も務めたいと思います。