幼保一体化の行方 | 大津市議会議員 竹内もとじオフィシャルブログ Powered by Ameba

幼保一体化の行方

昨年3月に竣工した 「やまのこ広場」 の視察に
行ってきました。



■ 幼保一体化の成功事例



今年度から教育厚生常任委員会に所属しており、
委員会の視察です。


【やまのこひろばとは】

2012年3月29日竣工
老朽化したひえい平保育園と、園児が減少する比叡平幼稚園
の状況から、同幼稚園を増設する形で整備された施設。

両園で施設を共有し、合同で保育や教育を実施する、
幼保一体化施設。(大津市では、始めての取り組みです)



やまのこひろばでは、幼保一体化が成功している
施設です。



幼保一体化が成功している理由としては
園児数が大きく関わっていると思います。


やまのこひろばが誕生した時は、
比叡平幼稚園の児童数が11名で誕生しました。


少ない人数だから、互いの良い点を取り入れ
柔軟な対応ができるのではないでしょうか?


【幼保一体化のメリット】

・児童数減少による効率化

・待機児童(保育園に入園したくても定員オーバーのため
入園を待っている状態)は増加しているが、定員割れを
起こしている幼稚園もある。両者をうまく組み合わせ、
待機児童の解消はかる。

・経費を圧縮することができる。
(人件費、施設の共有)




■ 教育という視点で考える


最近では、幼保一体化の取組が先行して
話題になっていますが、


それぞれの施設の規模に応じた計画が
必要ですね。

大規模施設に一体化を取り入れるには
幼保一体化の長所を打ち消す部分もありますし、
どちらかといえば、規模の拡大を進めるべきでしょう。

こちらには、待機児童の解消という
問題が大きな課題になると思います。



いつもブログでも書いておりますが、
少子化に拍車がかかっている現在


今後の日本のためには、子供の教育は
最も大切だと思います。


幼児教育、いじめ問題、若者のやる気喪失・・・


教育もすぐに答えがでることでは
ありません。


今の施策や行動が、15年後、20年後を
作っていくのです。



人々の繋がりが希薄になっていくなかで、
古き良き日本への心の回帰も生まれてきて
いるように思います。


「子供は地域で育てる」


もう一度、教育について我々大人が
考え直す時代がやってきています。








  世のため、人のため、天に向かって真っ直ぐに、

  雨が降ろうが、風が吹こうが、情熱の”しなり”で
  へこたれない。

  内に秘めた思いは、青竹のように。

                             竹内 もとじ