国を守るということ
11日の午前、天気はあいにくの雨でしたが、
大津駐屯地創立54周年記念行事に出席してきました。
・戦闘を想定した訓練展示
・4月に入隊した新入隊員の自衛隊体操
・自衛隊車両の紹介
等の行事がありました。
一般にも公開されていました。
■ 戦争はゲームではない
戦闘を想定した訓練は、戦車も配置されていました。
想像していた、動きより素早く、あの大きな戦車が
急発進、急停車するのに大変驚きました。
『ズドーン!』、『ズドーン!』
耳をふさいでいても、はっきり聞こえてくる音です。
続いて、
「パン!パン!パン!パン!」
『パンパン』
銃による発砲。
これが実際の戦争だったら?
と考えました。
新入隊員の自衛隊体操では、
各県から集まった
男性:218人
女性:126人
合計344人
の新入隊員が
隊列を乱さず、きびきびと体操をされていました。
自衛隊の入隊式にも参加させて頂いておりますが、
数ヶ月前の彼等とは、全く違って見えました。
彼等の成長はめざましく、
また一年が過ぎると、たくましく力強く育っていきます。
厳しい訓練は、人間を磨き、自己を成長させて
いくのだと感じます。
■ 覚悟ある生き方
彼らが育っていく心の核には、
「自らが国を守るんだ」
という覚悟があるんですね。
政権が変わってから、
大きく取り上げられている憲法の改正論議、
国防に関する考え方。
机上では語れない、現実がそこにあります。
今、目の前で体操をしている、若い隊員。
一糸乱れぬ動きで敬礼をしている、自衛隊員。
それぞれが強い思いを持って、
日々厳しい訓練をしています。
有事の時の覚悟がそこにはあります。
彼等を見ていると、胸に込み上げてくるものが
あります。
どんな理由があれ、
戦争があってはダメだと思います。
しかし、
『自らの国は自らが守る』
という覚悟は常に必要だとも思います。
そして、毎日その覚悟で生きている
隊員達がいることを、
皆様にも広く知って頂きたいと
思います。
世のため、人のため、天に向かって真っ直ぐに、
雨が降ろうが、風が吹こうが、情熱の”しなり”で
へこたれない。
内に秘めた思いは、青竹のように。
竹内 もとじ