いじめ第三者調査委員会を市長附属機関へ
本日、総務常任委員会が開かれました。
要綱のみで設置を定められていた、
「いじめ第三者調査委員会」を市長の付属機関とする
条例案に対して、付託を受けている総務常任委員会で
審議を行いました。
一部反対があったが、結果、賛成多数で議決。
大変問題になっている事案であり
各議員、意見は活発に行われた。
■ 広い枠組みで
条例の内容としては、
「青少年の健全育成」を新たに設置。
いじめの調査対象を、学校内だけにとどめず
地域や家庭背景も含めた幅広い範囲とした。
子供を知ることは(子供の教育は)、学校だけでは
ないですよね?
子供の持っている背景を含めて見つめないと
見えてこないとも思います。
戦後のベビーブーム以降、核家族化が進んできています。
良い悪いは別にして、地域や家族の形も変わって
きています。
私の子供の頃は、2世代、3世代同居が当たり前でした。
そして町内が家族のようでした(^^)
まさしく、映画「三丁目の夕日」のようでしょうか。
今では、大変珍しいですね。
そんな家庭や地域のつながりを描いた映画や、
大家族のテレビ番組が視聴率をとるのは、
今の人達の心がつながりを求めているのでしょうか?(^^)
だから「昔が良かった」とか、「現代は嘆かわしい」
では無いのですね。
変化してきている、環境にいかに適応していくか?
だと私は思うんです。
■ まずは、「見える化」
話を第三者委に戻しますが、
現行の第三者委は条例に基づかない任意の会議
という形式で進められていましたが、
これにより条例や法律に基づいて行われることに
なります。
(地方自治法では調査会や審査会などは、条例や
法律に基づくことが義務づけられる)
反面はありますが、任意で物事が進まない場合が
たくさんあります。
法的な拘束力を持つことにより、様々な責任も
生まれてきます。
大賛成です。
市も少しずつですが、具体的に物事が動いてきています。
全国を見渡せば、「これでもか!」のように、
日々いじめの問題がたくさん出てきています。
胸が痛む内容のものばかりで大変悲しいです。
しかし、たくさん出てきているということは、
可視化が進んできていると思うのです。
いじめを水面下に潜らせず、
見える状態にすることが、解決への早道だと
感じます。
少しずつ、少しずつです。
世のため、人のため、天に向かって真っ直ぐに、
雨が降ろうが、風が吹こうが、情熱の”しなり”で
へこたれない。
内に秘めた思いは、青竹のように。
竹内 もとじ