近畿地方に大雨被害
近年、地震、大雨、竜巻など、
自然による災害が続いています。
■大雨の被害について
13日からの大雨で、近畿地方は大変な被害を
受けました。
枚方市、京田辺市では観測史上最大を記録しました。
宇治ではトラックが半分まで水につかるほどでした。
京滋バイパスのトンネル付近では、土砂により
通行止めになりました。
各地で土砂崩れや川の氾濫、床上床下浸水等大変な
被害が出ています。
14日には、外畑地区、大石地区、関の津地区で380世帯に
避難勧告が出ました。
気象庁でも
「地盤が緩んでおり、雨がやんでも土砂災害には注意が必要」
と呼び掛けています。
この地域に、このような自然災害が起こったのは、
私の記憶にありません。
まさしく豪雨と暴風でした。
自然の恐ろしさを、あらためて感じました。
■市の対応
越市長は、非難された住民らから
「集落に通じる道路を開通させてほしい」
「住宅の敷地内の泥を何とかしてほしい」
などと要望され、
「市の若手職員をすぐにも派遣し、復旧作業に当たらせる」
「道路の問題は県にも働きかける」「復旧に全力で取り組む」
と対応されていました。
県市長会は十七日、土石流が発生した大津市石山外畑町の
復旧支援を決め、県内十二市が十八、十九の各日に
それぞれ五~二十人程度の職員を現地に派遣することに
なりました。
早急に、被害状況を把握し、それぞれに優先順位を
付けながら対処していかねばなりません。
本当に大変な状態になっていました。
■災害支援の手
奈良市は、大津市と災害時の相互応援協定を結んでおり、
職員を派遣し、派遣された職員は21日まで、
現地で住宅や集会所などに堆積した土砂の撤去作業に
交代であたる。
17日は奈良市役所で出発式があり、仲川げん奈良市長は
「大津市民のために頑張ってきてください」
と派遣する職員を激励した。
こんな時こそ、皆が助け合う必要があります。
ただ、注意してほしいのは復旧作業による二次災害です。
最も大切なのは、現場状況の把握だと思います。
復旧に関わる方々には、十分注意して頂きたいと
思います。
私自身は、15日に関の津に行きました。
住民の方からは、不安に溢れる言葉をお聞きし、
とにかく急を要するインフラの復旧と
住人の方が安心して生活できるように、行政等に
働きかけ粉骨砕身で行動させて頂くとお話させて頂きました。
■日々の災害対策や訓練が大変大切
いつもながら、感じることですが、
本当に自然の脅威を感じる災害が増えています。
自然のなかでは、我々は本当に小さな存在です。
・皆が力を寄せあって、問題解決していく。
・有事に備えた、日々の準備が非常に大切です。
今後も災害訓練等で、私がこの目で見、体験した
こと、肌で感じた自然の恐怖を、
皆さんに伝えていきたいと思っています。
世のため、人のため、天に向かって真っ直ぐに、
雨が降ろうが、風が吹こうが、情熱の”しなり”で
へこたれない。
内に秘めた思いは、青竹のように。
竹内 もとじ