キャベツから考える「公益」の時代 | 環境ビジネスナナメ読み タケウチブログ

キャベツから考える「公益」の時代

みなさまコンバンワ。
タケウチです。

船井総研では、社員全員があつまる「全体会議」というのが月に2回あります。(東京・大阪はそれぞれでやりますが)

昨日は、今年初めての全体会議がありました。

その全体会議で、小山社長 が、北海道にある「きくりん農園」の話を紹介していました。

広大な敷地があるきくりん農園。これくらいの規模(数値をメモしていませんでした・・・反省汗)の農場では、長イモなどを栽培し、機械で収穫するのがこの地域の通例なんだそうです。

でもこのきくりん農園では、キャベツ野菜を栽培しています。キャベツは機械では収穫できないので、人手が必要になります。なので、ここでは50人くらいの人手マッチョで収穫しているのだそうです。

こうすると人件費がかかりますが、最終的な利益は機械で長イモを収穫した場合とほとんど変わらないそうです。

機械で収穫したほうが効率はいいですよね。でも、この農園では景気低迷がつづく北海道のことを考えて、50人の人に働いてもらっているそうです。50人の雇用を創出しているのです。

このように、自己の利益ではなく、他のみんなの利益を考えることを「公益」というのだそうです。

2012年人類滅亡、というような予言がウワサになったりしていますが、これはカタストロフィではなく人々の意識が変革することを予言しているのではないか、というのが小山社長の見解でした。

個人に富が集中することを良しとするのではなく、これからは「公益」を第一に考える時代になるとのこと。

実にその通り、というか、そういう時代にならなければいけないと、タケウチは心底思いました。

環境汚染、地球温暖化、資源の枯渇などの環境問題は、まさに「公益」の問題ですものね。将来的には、環境に配慮していることが当たり前で、「環境対策」という言葉すらなくなっているかもしれませんね。

これからはますます、「公益」という視点で仕事をしていかなければ、と思います。


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