省エネと職人技の気象データ | 環境ビジネスナナメ読み タケウチブログ

省エネと職人技の気象データ

ミナサマコンニチワ。タケウチです。


今日はなんだかどんより天気ですね。


ところで、みなさまは「建物のエネルギーシミュレーション」をご存知でしょうか?


ある建物で、1年間にどれくらいのエネルギー(電気とかガスとか)が使われているのか、計算しちゃおう!というものです。


なぜこれが必要かというと、エネルギー消費量が計算できれば、何か省エネ対策を施した場合の省エネ効果が計算できるからです。特に金額の大きいものなどは、一度計算で確かめてみたいですよね。



この建物のエネルギーシミュレーションには、「気象データ」が欠かせません。

というのも、外の気温が暖かかったり寒かったり、太陽が出ていたり出ていなかったりすれば、空調に必要なエネルギー量もずいぶん変わってくるからです。


気象データといっても、いつもおなじみの天気予報ではなく、「過去に観測された実際の気象データ」です。


エネルギーシミュレーションに必要な気象データをまとめると、

気温
湿度
日射量
風速
風向
雲量


などがあります。

オドロキなのは、最後の「雲量」


もちろん空に浮かぶ雲の量のことですが、気象観測所の方の目測によって決めるそうです。快晴晴れなら0、今日みたいなどんより曇りくもりや雨雨なら10、といった具合です。

私のようなトーシロには、「5」と「6」の判別がまったくつきません。


まさに「職人芸」です。


一度でいいから、計測されている方のお話を聞いてみたいです。


要するに何がいいたかったのかというと、「省エネと気象は切っても切り離せない関係」ということです。