今週の株式投資に関するXで話題になっていたことは、「あおぞら銀行ショック」でしょうか。割安高配当銘柄として取り上げられていた銘柄です。決算発表後、ストップ安になりました。第三四半期の決算が208億円の赤字且つ第3,4四半期の配当を無配にしたことが要因です。米国地銀の持株会社NYCBの商業用不動産の損失を計上したようです。

 

 NYCBの株価はここ1週間で40%下落してますしねえ。米国の大手テック企業が、リモートワーク止めて、出社せよという記事を見ますが、それはこんな所に影響が現れているように思います。昨年の米国地銀SVBショックを思い出します。先週の米国雇用統計を始めとする経済統計は非常に強い数値でした。しかし、高金利の影響はやはりどこかに出るのだろうと思っています。

 

あおぞら銀ショック、米不動産リスクが顕在化-外資手法で異色の邦銀(Bloomberg) - Yahoo!ニュース

NYCB 6.04 +0.2899 +5.04% : ニューヨーク ・コミュニティ ・バンコープ - MSN マネー

 

 個別株投資は、こうしたリスクは常にはらんでいます。新NISAが始って以降、高配当株式投資がブームのようになってきましたが、よく気を付けた方が良いです。決算が悪く、被弾することはなるべく避けたいので、私は以下のようなことを気を付けてます。

 

①業界でトップクラスの企業

②PBRxPERが10倍以下(バリュー株に徹する)

③配当性向は30~40%。多くても50%(利益を無理に配当に回さない)。

④なるべく配当利回り3%以上

⑤なるべく過去10年程度減配なし。出来れば累進配当政策の企業。

 

単に高配当であるから、で投資すべきではないです。個別株投資は、投資先の決算報告書をよくよく読んだ上で投資した方がよいです。⑤については、色々とあります。私は日本製鉄に投資していますが、ここは過去に無配・減配してますが、業績好調な時は、なるべく配当を拠出しています。加えて、高い技術を保有し企業変革にも熱心な企業です。こうした企業統治の在り方に私は惹かれているため投資しています。

 

色々と気を付けても、何が起こるか分からないです。コロナ・災害などは避けようが無いです。ただ、それらが発生したとしても、過去の株価傾向を吟味し、**ショックが発生した時にどの程度株価が落ちたのかを調べておき、ショック時のことを想定しておけば狼狽売りせずにすむでようね。あと、個別株投資だけではなく、例えば高配当株式のETFを併用して分散投資し、リスクを薄めることでしょうね。

 

偉そうなことを書きましたが、株式投資は常に勉強が必要だということを改めて認識した出来事でした。