今日は台風18号の影響で外出が困難でしたが

地域の自治会館で子どもたちに英語を教えているという

外国人の先生と電話でお話をすることができました。


私が子どもの頃はまだハロウィン文化に馴染みが薄かったものの

「ハロウィンのかぼちゃのお化けってなぁに」

という素朴な疑問について

あのお化けはJack O' Lanternというのよ

と答えながら、

アメリカの伝説で解説してくださいました。


口がうまいだけのただのロクデナシ、という鍛冶屋が

生前に悪魔と『死んでも地獄に行かない』という契約を交わしました。

ところが死後、生前の行いの悪さから天国へ入ることを拒否され

天国でも地獄でもないところをさまよっているのを

悪魔が気の毒に思って、地獄の底から明かりをひとつ与えました。

その明かりを萎びたカブに入れた鍛冶屋の魂が

現世に弱い光を発光し続けた…というのが伝説の始まりです。


以来、この魂はJack O' Lanternと呼ばれています。


この話がアメリカに伝わったのち、
移民したアイルランド人によってアメリカでの生産が多かった
かぼちゃに伝説が変化しましたが
スコットランドでは現在もルタバガ(カブに似た根菜)を使って
Jack O' Lanternを作ります。


…伝説と共に、その土地のならわしを教えて下さるところに

感激しました。



他の国の言葉を習うとき、他の国の文化や習慣に興味をもつことは

極めて重要です。

「これはなぁに」

「なぜそうなっているの」

と目を輝かせる子どもの好奇心。


この好奇心に一生懸命応えてくれる先生も

実は日本での生活にご苦労なさっていることがあります。

地域の相互理解と協力のために、私も

できる限りの知恵を絞っていきたいと思っています。