今日は八千代市の「物にかかるコスト」についてご説明します。


「物にかかるコスト」とは、八千代市が「最終消費者」として

負担しているコストです。

業務委託料や消耗品の購入などの「物件費」

施設の修繕料などの「維持補修費」

償却資産の減価償却による「減価償却費」

から成ります。


中でも注目するべきは「物件費」です。

過去3年、増加傾向で本年度は90億円にせまる勢いです。


平成23年度:85億6,280万円

平成24年度:87億6,074万5千円

平成25年度:89億9,526万7千円


民間企業ではこの「物件費」は「間接費」と呼びます。

※例えば目玉焼きを提供するレストランで「卵」は直接材、

卵を焼くためのモノとサービスはすべて間接材になり、

その費用を総じて間接費と呼ぶのです。


近年、間接材の集中・管理購買による間接費の削減

が民間企業では常識となっており

毎年どれだけのSavingを出すか、購買部門は知恵を絞り出し

サプライマネジメントの第一線で改善活動が行われています。


私も財政再建のカギとして

高度なコスト管理手法を提案してきました。

その例として、

・公用車管理のBPO化

・コーポレートカード導入

をブログでご紹介し、議会でも一般質問しましたが、

これらはほんの一例です。


間接費を削減しSavingを出せるカテゴリは

・通信費(ネットワーク回線、固定電話回線、

携帯電話などを集約、削減、IP電話化等)

・出張旅費(ICカードリーダー導入等)

・文房具などの消耗品の購入費(一括購入)

・ヘルメットやユニフォームなどの備品購入費(共同購入)

など、モノとサービスとして数多くあります。


Savingを出すために絶対必要なのはソーシングというプロセスです。

※商品仕様や取引条件などの購買の条件を規定し、

取引先の選択や交渉によって最も適切な条件を獲得することです。


今まで「経常的にかかるコスト」として誰も手をあててこなかった

「八千代市の物件費」。

ソーシングによる間接費の削減を実現することで

抜本的な財政の改革を行うことを、

私は強く推進していきます。