吉本芸人のタケトです


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胸に見つかった8.5㎝の腫瘍が胸腺腫かリンパ腫か調べる検査入院から、妻が退院して来た日。


家族3人で夕飯食べて、娘(小3)とお風呂に入って、一息ついてコーヒー飲んでたら


妻が


「今月、医療費がかさむけどごめんね」


と言った


「お金の事なんて全然良いよ!そこはママが気にしないで良いよ!まずは治療が大事なんだから」


と返す


そうは言ったものの、内心、お金の不安が無い訳はない。

癌の治療って多額の費用がかかるイメージがあるから。

そんなイメージがあるだけで実際はどの位なのか分からない。

妻が診察を受けてる時に、その横で先生に

「治療費ってどの位かかるんですか?」

なんて聞けるわけもないし。

妻に「私の事より、お金の事を心配してるじゃん」

なんて思わせたくないし。

ただ現実問題、払えない額だった場合、妻に十分な治療を受けさせてあげられないなんて、そんな最悪の事はない。

妻が「癌の可能性が高いです」と言われてから治療費のことは正直気にかかってはいましたが、

ただでさえ自分の体の事で不安な妻に、お金の心配までかけたくなかったので、お金の話はしてきませんでした。

ネットの記事で、「がん保険入ってなかったから治療費400万〜500万かかった」というのを読んだことがあったので


「そんなに掛かるの!払えるか?でもウチは確か、がん保険入ってるから大丈夫だよな〜」


なんて思ってました。






がん保険に入ってるというのを知ってるだけで、全て妻に任せてるので、どこのがん保険に入ってるかさえ知らない。


でも妻に「がん保険って、何処の入ってるんだっけ?いくら位おりるのかな〜」なんて聞いたらお金の心配してると思わせてしまうから聞けない。


とにかく、ここまではお金の事は気にしてないフリをしてました。



ただ妻は、私のそんなフリなんて分かっていた様で

棚からファイルを出し


 保険証書は、ここにあるからね。

ガンだった場合は、これね。

ガン保険で、治療費はケアしてくれると思う。

腫瘍が良性でガンじゃなかった場合は、これね。生命保険から医療費がいくらかでるから。」


と聞いた訳じゃないのに教えてくれました。


「それと医療費が高額な負担になった時は、公的制度で高額療養費制度っていうのがあって、1カ月にかかった医療費が、一定の額を超えた場合、超えた分が戻ってくる制度なんだけど、

その認定証は今申請してるよ。

それでも普段よりは医療費かさむと思うけど。」


との事。

そして、その一定額というのも、年齢や所得によって違うので、各自が払える額の範囲に設定されている。

要するに公的医療保険が適用される標準治療(一般的な治療)は高額負担になっても、各自の限度額までしか払わなくても大丈夫という事なんです。


だから医療費に相当な金額が掛かっている方は、標準治療だけでなく、医療保険適用外の治療もなさってるんだと思います。



妻は娘が産まれるまで、病院の受付で医療事務をして働いていたので、がん保険の大切さも、高額療養費制度も知っていたのです。


これらを妻から聞いて、一安心しましまた。




いや待て!待て!

私が妻を安心させてあげなきゃいけないのに、

私が妻に安心させて貰ってる!

俺は何してんだ!



宣伝でもなんでもなく、がん保険、入ってて良かったと本当に思います。

病気になった人は、うちの妻もそうなのですが、「ただでさえ病気になった事で家族に迷惑かけてるのに、お金の負担も掛けてしまう・・・」

と自分を責めてしまいます。

そんな時に、がん保険入ってるから大丈夫だよ!って家族が言えるのは大きいし

リアルな話、金銭的な不安が軽減されるのは気持ち的に全然違いますからね。



いや待て!待て!

自分でがん保険入ってたみたいに言ってるけど、

入っといてくれたのは妻だから!

俺は結局何もしてないから!


ここからは私がしっかり妻を支えないとです。


PS;「タケトって誰?何してる人?」というコメントを良く頂くので

自己紹介も兼ねて1週間、自分で自分に密着したので

私が普段どんな1週間を過ごしているか是非ご覧下さい!

https://youtu.be/FaUpXwcHgJ4