WITH YOU | Take The First Step

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被災地では、家族や親族、そして友人の方々の安否も分からないまま、未だたくさんの方々が不安な日々を過ごしています。私は神戸出身で、それほど被害はなかったとはいえ、阪神大震災の際に、実家が被災しました。 私の家族や親族、そして友人は皆無事でしたが、私もなかなか連絡が取れない状況でした。しかし、色々な方々に声をかけてもらったり、励ましてもらったことを今でもよく覚えています。

我々Jリーグを含め、色々なスポーツの大会等が中止や延期となっています。それはもちろん、「こんな時にスポーツしてる場合?」という疑問を含めて、余震が原発の問題がある中で、お客様を安全に試合会場に迎えることが出来ないという問題があり、当然なことです。しかしながら、先日、アイスホッケーの世界選手権に男女共、選手の派遣を取りやめることになったということですが、海外開催の大会ですし、さらにまだ少し先のことですから、その決断には少し疑問が残ります。

アスリートが、人生の一部をかけて戦う大会に出場出来ないということはとても悲しいです。海外や国内でも地震の影響がなかった地域での大会は普通に開催してもいいのではないかなと感じます。実際に選手たちの声も、ぜひ参加したい。そして、メッセージを被災地の方々に届けたいとのことです。
ちなみに、サッカーの日本代表は、3月39日(火)に震災復興支援チャリティーマッチを大阪で開催します。

「スポーツで被災地の方々に勇気を与えよう!」というメッセージをよく耳にしますが、この言葉だけを取り上げると、違和感を感じる人もたくさんいるようです。それは、本当に被災地の方が今、スポーツを必要としているのか?ということです。現地では、スポーツをするのも見ることも出来ません。そして、TVでのスポーツの大会中継を見ることも出来ませんし、スポーツ選手のメッセージすら届かないことがほとんどです。被災地の方々が本当に必要としているのであれば、ぜひスポーツを!と思いますが、そういった声は決まって元気な私たちの声です。被災地ではそれよりも、出来るだけの支援や物資、そして安全な生活を今、必要としています。

しかしながら、スポーツには人々に夢や感動、そして希望を与えることが出来る力があります。選手たちの言葉や気持ちはたくさんの人たちの心に響きます。今、一人ひとりに何が出来るのか?と考えた時に、やはりスポーツに携わる我々は、選手も含めてやはりスポーツで人々の力になるべきだと思います。我々のメッセージはすぐには被災地の方々には伝わらないかもしれません。それでも、我々は苦しんでいる方々のことをずっと想っていますし、そういった声はいつか被災地にも届き、我々、元気な人たちの心にも伝わり、よりたくさんの支援をうみだす可能性もあります。

バックス時代にお世話になったセルジオさんもこんなことをおっしゃっています。
こちら

スポーツの持つ力を認識しているたくさんの方々が国内だけでなく世界中からメッセージを発信しています。先日より、メジャーリーグのチームや、海外のサッカークラブ、そして、海外でプレーしている日本人サッカー選手や野球選手たちが、募金活動をしてくれたり、日本の皆さんに向けて、
”With You JAPAN” 「頑張れ、日本! 僕らは君と共にいる」とメッセージを送ってくれています。

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その中の一つ、舞台はミュンヘンのアリアンツ・アレーナ、シチュエーションはチャンピオンズリーグのベスト8進出を懸けた大一番。バイエルン対インテルのキックオフ前には、日本の被災者に対する黙祷が捧げられました。この日は、うちでプレーしていた長友佑都のチャンピオンズリーグ・デビュー戦でした。

そして、アウェイのインテルが勝利を収めた試合後、アリアンツ・アレーナに詰め掛けた約7万人のサポーターが地元バイエルンが敗れたにも関わらず、”You'll never walk alone”を熱唱したそうです。「君はひとりぼっちじゃない」という力強いエールが地震災害に苦しむ日本に向けて発信され、ピッチ上で唯一の日本人である長友は、スタンドからのエールに応えるかのように力強く日の丸を掲げ続けたということです。

”どんなに離れていても心は一つ。一人じゃない、みんながいる! みんなで乗り越えよう! You'll never walk alone.”

さすが佑都です!

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WITH YOU. 私たちTake The First Stepも被災地の方々と共にいます。