バイエルン・ミュンヘン対インテル戦が行われた
フッスバル・アレナ・ミュンヘンで,
試合終了後に "You'll never walk alone" が流れました.
非常に悲しくもあり,とても美しい光景でした.
"You'll never walk alone" は
イングランドサッカークラブチーム,
リヴァプールFCのアンセム(応援歌)です.
この曲の底力を知っているというか覚えています.
それも余りにも鮮烈で,印象深いものです.
それは,2004-05 チャンピオンズリーグ(CL)決勝
ACミラン VS リヴァプールFC
トルコ・イスタンブールで行われたこの試合,
ACミランのDFマロディーニの得点から始まり,
0-3でリヴァプールがビハインドで前半を終了します.
ACミランファンの私としては,もうある程度勝利を
確認した気分でいました.
現代サッカーでは,3点差はすでに勝利と敗北を意味するといっても
過言ではありません.
TVに映るハーフタイムのスタンドの光景は,リヴァプールのサポーターが
うなだれ,抱き合い,泣きだす人までいました.
ところが,ハーフタイムが終わるころ,その大合唱は始まりました.
"You'll never walk alone"
リヴァプールのサポーターは,サポータータオルをかかげ!
会場全体に広がり,その瞬間からイスタンブールにあるスタジアムは
リヴァプールのホームスタジアムのような一体感.
”このスタジアムでは今何が起きたのだろう!?”
TV通じてでも思うほどのすごさが伝わりました.
その応援に勇気づけられた選手たちが大活躍をします.
後半の6分間にリヴァプールの魂・ジェラード,スミチェル,
アロンソが立て続けに得点.同点に持ち込みました.
そして,PK戦でACミランを下し21年ぶりの欧州一の称号を手にしました.
この時ほどサポーターの威力をまざまざと感じ,悔しいと思いつつ,
この素敵なサポーターを持っているチームは羨ましいと思いました.
リヴァプールFC は震災の方々と日本のために,この曲のタイトルの意味とともに
応援メッセージを届けてくれました.
私も震災の方々とさまざまな逆境を乗り越えるために,
微力ながらもサポートしたいです.
You'll Never Walk Alone / Gerry & the Pacemakers
ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン / ジェリー&ザ・ペースメーカーズ
「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」(和訳 By 私)
嵐に出会っても
上を向いて歩こう
暗闇をおそれちゃいけない
嵐の後には
青空(金色の空)が広がり
雲雀の甘い銀の調べが待っている
歩こう 風の中を
歩こう 雨の中を
たとえ君の夢が破れたとしても
歩こう 歩こう
希望を胸に
君は決してひとりじゃない
ひとりじゃないのさ