「蛙」
憎まれっ子、
憎まれっ子、
いつでも、かつでも、誰からも。
雨が降らなきや、草たちが、
「なんだ、蛙め、なまけて。」と、
それをおいらが知る事か。
雨が降り出しゃ子供らが、
「あいつ、鳴くから降るんだ。」と、
みんなで石をぶっつける。
それがかなしさ、口おしさ、
今度は降れ、降れ、降れ、となく。
なけばからりと晴れあがり、
馬鹿にしたよな、虹が出る。
雨が降っても降らなくても自分のせいにされ、「もうどんどん降れ
」とやけを起こしたら綺麗な虹が出て、喜ばれる
。
皮肉なもんですね(笑)。
まるでコント
。
面白い詩です
。
