深夜2時過ぎ。下痢。血はお尻拭いたときにちょっとだけ。せっかく良くなってきたのに何でまた下痢なんだ、、、

朝。主治医に下痢であることと血が止まってはいないことを正直に話す。完全に止まらないとなぁ、と退院の許可は出なかった。

そのあと看護師が来て、いつでも退院していい許可が出てると教えてくれた。
え?!
耳を疑う。ついさっきと真逆。
今日か明日、どちらがいいか聞かれたので、明日でもよかったのだが、ほかの患者さんもいるだろうと思い今日と答える。先生に確認しますとのこと。

朝食。

食後のロイケリン服用でいつもの1時間換気。
腹痛でトイレへ。ここでまさかのがっつり血便が復活してしまう、、、
これを言ってしまったら、間違いなく退院できなくなる。これは黙っておこう。

全然連絡が来ない。やっぱり今日は退院できないかな、と思っていたら、午後退院の許可が出たとの連絡!

嬉しい!と同時に入院時の血便に戻ったことで、ふりだし感が否めない複雑な心境。いやいやいや、ふりだしなんかじゃない!よくなってる途中だ!このマインド、ほんとどうにかしたい。
入院していても通院になっても治療方法は変わらないんだから。寛解まで!

昼食。
はじめて食事の写メ忘れてもうた 笑。
帰りたい、が先行しております。

やばい。またトイレ。しかも血便。そんなこと誰にも言えない。

親が車で迎えに来てくれた。
しかしその振る舞いはさすがにきつかった。確かに親と子だが、ぼくは43歳。親は、まるで自分が学生かのように振る舞う。情けない、それに尽きる。
会計して、看護師から薬をもらって、忘れ物がないか確認して、終わり。

ナースステーションにはあまり看護師がいなかったが、一言お礼を告げて病院を後にした。

なにか気の利いた言葉でもかけれたらいいけど、何も言えなかった。今でも何を言えばよかったのか分からないし、言う必要がなかったのかもしれない。

病院を出た。24日振りの外の空気に触れる。病室から見ていた空も広かったが、外は比べもんにならないくらいにもっと広い。
車中、空は広いなぁ、と思うと同時に、看護師たちの声、ナースコールの音、患者や見舞いに来る人たちの声、点滴を転がす音、すべてが消えたことに喪失感を覚えている。
まさかの入院ロスト?!

ほんとみなさんいい方々で、入院するたびに思う、看護師さんリスペクトですわ。

実家に来ても、ただぼーっとして完全無力。スマホ片手にこれを思いのままに書き連ねてはぼーっとしてを繰り返してる。

点滴なくなってから看護師がいなくても大丈夫と思ってたけど、変わりないですかー?と聞きにきてくれるだけのありがたさを思い出す。

仕事したいところだけど、寛解に至っていないのが悩ましい。焦らず、焦らず。

最後に

舌足らずなメガネの若手看護士さん、声の大きい、はっきりした口調で早口の小柄なベテラン看護士さん、親友の娘似の若手看護士さん、知り合いの外人さんに似たイケメン若手看護士さん、ちょっぴり雑な兄貴肌看護士さん、宝塚にいそうな婦長さん、きりっとした桐谷美玲似の中堅看護士さん、葵わかな似の新人看護士さん、メーテルの目をした中堅看護士さん、クールフェイスからのしゃべると笑顔な美女中堅看護士さん、頼り甲斐のある中堅看護士さんが二人、もしかしたら書きそびれている看護士さん、食事を用意したり運んだりしてくれた方々、そして毎日病室の掃除をしてくれた清掃員の方、声をかける機会がありながらほとんどの方に直接お礼の言葉をかけれなかったことを後悔しつつ、この場をかりて感謝の意を。

お世話になりましたッ!

ありがとうございましたー!


大丈夫。よくなってる。