今日も一日お務めご苦労さんです。

「手芸人」

アイパー滝沢です。

ついにこの日が来ましたホゥ。

後輩に借りた

キャリーケース。

北海道へ行く為に軽い気持ちで借りたキャリーケースだった。

人生で初めて使ったキャリーケース、それはそれは使いやすくてすぐ手に馴染んだ。何の違和感も無く俺の生活の一部になった。それから俺はどこに行くにもずっと一緒だった。福井、大阪、NHK、原宿、コンビ、キャバクラ、近所のスーパー、トイレ。勇気を出して実家にだって連れてった。荷物が無い時だって連れて歩いてたよ。凄く軽かった。

俺はいつの間にかこいつ無しでは生活出来ない身体になってた。俺はこのままこいつとずっといれると思った。その証拠にキャリーケースに付けれる、それ用のバッグだって買ったんだよ。凄く似合ってたし、喜んでた。お気に入りだ。

でも、でも、ついにその時が来てしまった。そうお別れする日が。貸してくれた後輩からの返却のLINEメッセージ、なんども何度も来たけど既読無視した。だって帰したく無かったから。でも奴は、あの悪魔は電話までかけてきてどうしても使いたいから返して下さいと人の子とは思えない事を言ってきた。神様のバカヤロー！俺は人目も気にせず叫んで泣いた、、、。