劇団MAHOROBA+αさん「ジュリーの絵本」観劇☆ | まっつんのお散歩☆

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昨日のお昼は劇団MAHOROBA+αさんの「ジュリーの絵本」を観劇しました。

一日3ステージで、オムニバスとはいえ上演時間1時間半という、自分ならやらないだろうと思ってしまう大変そうなタイムスケジュール。

今頃、千秋楽ですかね。

ってことで、ガッツリとネタバレな感想です。


三話オムニバスで、三話とも以前観た事のある作品の再演でしたが、役者さんが変わると中身もだいぶ変わるなって思いました。

一話目の「ラブレター・チュー・ユー」は二匹のネズミの物語。初演は男女の役だったところを、男性役を女性がやっての女性二人が出演でした。二人ともかわいらしくて、そして後半の死に向かうシーンとか切なくて素敵でした。
初演だと客席が一方向だったのが、今回は客席が三方向にあったので、バランス良く体とか視線の向きをふっていて、観やすかったです。


二話目の「アマラ」は狼さんの一人芝居。童話とかだと、たいがい嫌われ者の狼さんの心の叫び的なものが伝わってきて面白かったです。


三話目の「カフェ・ラングドシャ」は喫茶店の店長と二匹の猫のお話。この三話の中で、このお話がうち的には1番好きでした。店長と猫が切り盛りする喫茶店に、昔は猫だった恋人が来て、猫は自分が猫だと初めて知ったりとかいろんなショックで出ていく。ある約束を恋人として。
時は経ち、いよいよ閉店という日に一人の人間が喫茶店を訪れる。その人間は昔、一緒に暮らした猫だった。そして、猫→人間のその娘が昔の恋人さんとの約束を明かし、店をまた一緒にやっていくという感じのお話。

話の流れも設定もお話の空気も本当に好きなお話です。恋人の存在感がミステリアスで特に好きです。
13年生きると人間になれるという情報を猫に教えるわけですが、そもそも、この人はそれをどこで知ったのか、或いは知らずに生き続けたら人間になったのかとか、何で恋人なのかとかも、実は更に昔やはり同じように飼われていて、喫茶店を建てるきっかけとなった猫なの?とか、勝手な想像がたくさん出来ますからね、違っているだろうけど。

最後にお客さんで来てた最初の男の人以外が全て絵本のキャラクターってわかる瞬間とか、ものすごくスッキリしました。

また、どこかで再演して欲しいです☆