郷土料理は、家庭料理であって完成品をいつでも買える状況を作ることは、地域の食文化を伝えることにはならないし、その商品は、食べる以上に家庭で作ることに多くの喜びがあると。
そこには、漬け込み作業の楽しさや、出来上がりを楽しみに待つこと。
お母さんが手間をかけて作った料理を、家族が「おいしいね！」といって食べること。
それを見て育った娘さんがお母さんから漬け方を習い、嫁いだ先でも披露するなど、心の豊かさにつながる様々な喜びがある。
田舎は、高齢化も進み人口の減少も進んでいるが、「もの」ではなく「風習」を広める発想で取り組むと、将来にわたって売り上げを生み出すことができる。