みなさまようこそ!
バストロンボーン奏者の武崎創一郎です。
広島のプロオーケストラ・広島交響楽団で演奏するかたわら
トロンボーン愛好家のためのコミュニティ【広島トロンボーンプロジェクト】を運営したり
YouTubeやSNSでトロンボーンのあれこれを発信しています。
武崎創一郎のバストロラボ
武崎創一郎のYouTube
武崎のInstagram (練習記録)
武崎のX
おはようございます!
バストロンボーン武崎創一郎です。
今日も早起きしまして妻におにぎりプレゼントしまして、筋トレもして今です!
スッキリ。
今日はいよいよ広響特別定期演奏会の本番!
燃えています。
ブルックナー8番はいわずもがなの大曲。神々しすぎる名作です。
お客様を感動の渦に巻きこみます。
細川さんのセレモニーは相変わらずの細川ワールドで引き込まれます。
パッと聴くとガチガチにコンテンポラリーな、難解な作品に聞こえますが
森に差し込む日差しのようなキレイなハーモニーとか
小鳥のさえずりとか
そういった美しいモチーフが聴こえてきます。
よ〜〜〜〜く耳を澄ませてくださいね。
さて今日は音大生のお金事情の話。
大学生ってお金ないですよね。
ただ生活するだけでもお金がかかるし、そもそも自立した暮らし初心者じゃないですか。
掃除も料理も洗濯も何もできません、みたいな人けっこういます。
そのうえ飲み会にオシャレに…
音大生だと先輩の演奏会に差し入れ持って挨拶しに行ったりします。
プロオーケストラや一流ソリストのコンサートにたくさん足を運んで、良い音楽を取り入れなければ成長できませんし。
みたいな感じでたくさんお金がかかります。
考えただけでも目眩がしますね。
となるとみんなバイトし始めるじゃないですか。
尊い練習時間や勉強時間を減らして、お金だけ残るわけです。
いやそれが望みなんだけど笑
まず考えて欲しいのは
音大を卒業して社会に放り出されたとき、あなたが手に持っている武器はなんですか?
これですよ。
圧倒的にこれ。
「たくさん練習しました」
「たくさん勉強しました」
「これだけのレパートリー演奏できます」
「こんなレッスンします」
ぜんぶ口頭じゃん
結局聴いてみないと、レッスン受けてみないと、わからないでしょ?
これでは仕事取れないんですよ。
コンサートにお客さん来ないんですよ。
練習したら撮影&録音しておく
発表会や試験なんかも(可能なら。先生もぜひ承認してあげてください)収録しておく
そしたらYouTubeにアップしておきましょう。
4年も続ければそれなりにデカいコンテンツになっています。
ファンがつけばコンサートに来てくれたりスポンサーになってくれます。ファンなくして演奏会は開けません。
コンサートを開催したら、またYouTube等のコンテンツが増えますよね?
その繰り返しでアカウントをどんどん大きくしていきましょう。
手持ちのコンサートシリーズを増やしていきましょう。
レッスンのポリシーとか
レッスンで使う教本とか
練習のちょっとしたコツとか
そういうのをブログに書いてみましょう。
あなたがどんな人なのかわかれば、レッスンに申し込みがあるかもしれません。
武崎はビジネス書とか自己啓発書とか子育て系の本をよく読んでいます。
こういうのもブログに感想を書くと、レッスンに前向きなことや勉強家であることが伝わって、レッスンの問い合わせが来たりします。
実際武崎はこれをやるようになって門下生がかなり増えました。
学生であっても生徒さんをとるのは難しいことではありません。
みたいな感じで!
自分を応援してもらえる、支援してもらえる、ファンになってもらえる、レッスンやお仕事を申し込んでもらえる
そんな入口を、大学4年間(6~7年という人もいますが)どれだけ増やせるか?
ここにエネルギーと時間を投入してみてください。
しっかり続けられたなら、学生の間にバイト代くらいは稼げるようになっているはずです。
オーディションやコンクールに振り回されずに、自分のやりたい仕事を引き受け、やりたい音楽を演奏することで生活できるようになります。
もちろんオーディションに合格してプロ楽団のポストを得られるのは素晴らしいです。
コンクールで賞を取ってそこからキャリアを積んでいくことも素晴らしい。その過程にも大きな成長があるでしょう。
でもそこにあなたの人生を委ねるのはもったいなくないですか?
もちろん運にも味方されなければ結果は出ませんし。
地道にコンテンツを増やし
レパートリーを増やし
ファンを増やせば
必ず道は開けるのです。
やりましょう。
専門楽器の練習と同じように必要なことなのです。
誰も強制はしないし、教えてもくれません(私は教えますけどね!)
バイトで時間をお金に換えてはいけません。
自分の武器と味方を増やすのです。
いや〜アツくなってしまった…
しかしこれから音大生になる人、音大で頑張っている人、卒業してなんとか生きている人
みんなに人生を切り開いてほしい。あきらめず夢を掴んでほしい。
おじさんは願っています。そしておじさんも道半ばです。
一緒に頑張っていきましょう!
↓キングコング西野さんの著書
これからの音楽家に必要な動き方がすべて書いてあります。