~共に悩み、共に生きる~ 神奈川県議会議員 武田翔のブログ

~共に悩み、共に生きる~ 神奈川県議会議員 武田翔のブログ

世の中におかしいと思うことがたくさんあります。悩みながらも成長を目指す軌跡を描きます!

 

私たち神奈川県議会議員は、それぞれが常任委員会と特別委員会に所属し、互いに切磋琢磨しながら予算や議案の審議を行なっております。
その中で私は現在、「防災警察常任委員会」と「安全安心特別委員会」に所属しています。どちらも県民の皆様を危険から守ることにつながる委員会であり、これまで以上に知見を高めていかねばと奮闘の日々です。
 
(委員会でのひとコマ)

神奈川県警では防犯や安全のための情報ツールとして「安全メール」の配信サービスを行い、県民の皆様に注意を呼び掛けています。

つい先日ですが、港北区でとある事件が発生しました。その際に安全メールが配信されたのは事件発生から2時間後、そして犯人逮捕の続報は90分後と、危険を知らせるには遅すぎるのではと感じました。

 

被害者のプライバシーにも配慮し、また県警本部の決裁をうけてからの配信であることを考えると、現行の制度下では、かなり早いスピードであったとも理解しております。

それでも委員会の一人としては、やはり遅いと言わざるを得ません。もっと早くなければ、このままでは県民の命を守れない。それが正直な感想です。
 

事件の発生地域にお住まいの方は、パトカーや警察官がたくさんきて、何か事件が起こったものと理解することができます。その一方で近くの警察官に聞いても、まずは警察署に聞いてくださいと言われ、また署に連絡しても情報を提供してもらえない。何がおこっているのかわからないたらい回しの状態では、身の守りようがないのが実情です。
 

もしも「犯人がナイフをもって逃走している」と配信されたら、その心構えとともに、自分の身を守ることの必要性を意識することができます。しかし情報が何もない状態では、どう守ればいいのかわからない。被害者のプライバシーも大事なのはわかりますが、いかに2次被害を防ぐか。

そのためにも重大な凶悪事件については、いくつかの定型句を準備し署の権限で配信できるなど、本部内で新たな制度を検討・確立いただきたいと願います。

 

住民の方からの強い要望もあり、その旨を先の防災警察常任委員会で質疑しました。その結果、今までよりもかなり早く安全メールが発信されることと決まりました。
運用の見直しに当たり、先月7月1日からは安全メールの名称も新たに「ピーガルくん安全メール」と変わりました。

 

県警では現在、登録者をホームページで受け付けています。ぜひ登録いただき、皆様一人ひとりの安心・安全な生活につなげることができたら、委員会の一員としても嬉しいかぎりです。


メールはあくまでも委員会の取り組み施策の一例ですが、安全・安心を守るために、一人一人がどのようにすれば良いのか。ぜひ皆様のご意見を聞かせてください。皆様からいただくご意見やご要望をどんどん形にし、神奈川県の安心・安全につなげて参ります。