痩せてても・お酒飲まなくても要注意!増えている「脂肪肝」と“甘い飲み物”の落とし穴


健康診断で「AST/ALT(肝機能)」が少し高い、エコーで「脂肪肝」と言われた。

でも「太ってないし」「お酒もそんなに飲まへんし」と思って、そのまま放置していませんか?


肝臓は、かなり悪くなるまで痛みなどの自覚症状が出にくい“沈黙の臓器”。気づいた時には進行していた…ということが起こりやすい臓器です。だからこそ、“今のうち”の対策がめちゃくちゃ大事です。



肝臓って何をしてる臓器?


肝臓の大事な仕事は大きく3つ。

代謝:食べた栄養を体で使える形に変える

解毒:アルコール、薬、添加物などの処理

免疫:体を守る仕組みの要(肝臓には免疫細胞が集まりやすい)


さらに肝臓は再生能力が高い反面、**炎症や繊維化(固くなる)**が進むと、その回復力が落ちていきます。



いまの脂肪肝は「太ってる人・酒飲み」だけの話じゃない


最近増えているのが、

「痩せ型」「お酒を飲まない」人の脂肪肝です。


ポイントはここ👇

筋肉が少ないと、余った糖を受け止めきれず、肝臓に脂肪として溜まりやすい


つまり、体重だけでは判断できず、見た目がスリムでも起こり得ます。



肝臓を一番いじめやすいのは「甘いドリンク」


脂肪肝の大きな引き金になりやすいのが、加糖飲料(砂糖・果糖ぶどう糖液糖など)


飲み物が危ない理由はシンプルで、

液体は吸収が速すぎて、肝臓に一気に負担がかかるから。


「果物はOKでも、ジュースは別物」になりやすいのもここ。

食べる果物には食物繊維があるけど、ジュースは糖がスッと入ってしまうんですね。


見落としやすい例👇

炭酸飲料

スポーツドリンク、エナジードリンク

野菜ジュース

100%果汁ジュース(“無添加”でも糖負担は強めになり得ます)



脂肪肝を戻すための「7つの習慣」


難しいことより、“続く形”が勝ちです。まずはここから。

1. 体重を7%減らす(目安:3ヶ月)

2. 飲み物は「水・お茶・ブラックコーヒー」中心に

3. 野菜(=食物繊維)を意識して増やす

4. 糖質は“半分”を目安に(ゼロにしない)

5. 加工食品(特に甘味料入り)を減らす

6. タンパク質を1食20gの意識

7. 筋トレは1日10分でOK(筋肉=糖の貯蔵庫)


「ゼロか100か」じゃなく、**“半分にする”“置き換える”**が一番続きます。



ちょい注意:ウコンのつもりが逆効果のことも


「肝臓にウコン」は有名ですが、体質や摂り方によっては合わないこともあります。

サプリや健康食品は、飲み合わせ(薬)や体質でトラブルになることがあるので、自己判断で増やしすぎないのが安心です。



女性は40代後半〜でリスクが上がりやすい


女性はホルモンの影響で守られている面がありますが、閉経前後を境に脂肪肝リスクが上がりやすいと言われます。

「昔は大丈夫やったのに…」が起きる年代なので、健診の数値は丁寧に見ていきましょう。



今西健はり・灸院でできること


脂肪肝は基本的に、食事・運動・睡眠・ストレスと強くつながります。

当院では「肝臓だけを見る」のではなく、体が整いやすい土台を一緒に作ります。

鍼灸・お灸:自律神経・睡眠・胃腸の働き、ストレス過多で乱れやすい体のリズムを整えるサポート

整体・カイロ:姿勢・呼吸(肋骨の動き)・背中の緊張を調整し、回復しやすい体へ

運動の提案:筋肉量が少ない方に、続く形の“10分メニュー”を一緒に設計

食事の現実的な作戦:「甘い飲み物をゼロにできない」人向けに、段階的な置き換え案も提案


※すでに肝機能の数値が高い方、薬を飲んでいる方は、医療機関での評価と並行して進めるのが安心です。



最後に。

体は、ちゃんと手をかけた分だけ、静かに戻っていきます。焦らず、できるところから一緒に積み上げていきましょう。


こんな方へ一言:「お酒飲まないし痩せてるから大丈夫」と思っていた方ほど、“飲み物”だけ見直すと変化が出やすいです。まずは1週間、甘いドリンクを減らす実験からやってみてくださいね。


📍今西健はり・灸院/八尾市堤町2-30-59/☎ 072-998-7474/LINEID takeshityan

いつでも気軽に相談できる、あったかい空気感でお待ちしています。

忘年会シーズンの体調不良におすすめの食材5選


飲み会が続くと、体は「消化の疲れ」「脱水+ミネラル不足」「肝臓の処理疲れ」「睡眠の質低下」がまとめて起こりやすいです。

そこで今回は、胃腸と肝臓を休ませつつ回復を早める食材を、分子栄養学の視点も交えて5つ紹介します。



 しじみ・あさり(貝類)


おすすめ理由(分子栄養学)

タウリン:胆汁の流れや脂質処理をサポートし、飲み過ぎ食べ過ぎ後の「重さ」を軽くしやすい

亜鉛・鉄・ビタミンB群:代謝(エネルギー産生)に関わり、だるさ対策に◎


食べ方:しじみの味噌汁、あさりのスープ。翌朝に特におすすめ。



 卵(できれば半熟もOK)


おすすめ理由(分子栄養学)

コリン:脂肪の運搬に関わり、脂っこい食事が続いた時の“脂質代謝”に役立つ

含硫アミノ酸(システインなど):体内の抗酸化物質グルタチオンの材料になり、解毒・回復を後押し


食べ方:卵スープ、卵とじ、雑炊に落とす(胃が弱ってる時ほど消化に優しい形で)。



 納豆・豆腐(大豆食品)


おすすめ理由(分子栄養学)

良質なたんぱく質:肝臓の代謝酵素や回復の材料

発酵(納豆):腸内環境を支え、炎症・むくみ・肌荒れの回復に間接的に効きやすい

飲酒後に乱れがちな血糖の上下を、たんぱく質がなだらかにしやすい


食べ方:冷ややっこ+生姜、納豆+刻みネギ(消化が弱い日はよく噛む)。



 大根(特に大根おろし)


おすすめ理由(分子栄養学)

大根に含まれる成分は、食後の「胃のもたれ」に相性がよく、

消化の負担(胃酸・胆汁・膵液側の仕事量)を減らす方向に働きやすい

さっぱり食べられて、水分も一緒に入れやすい(脱水対策)


食べ方:焼き魚に大根おろし、うどんにちょい足し、雑炊の仕上げに。



 ブロッコリー・キャベツ(アブラナ科)


おすすめ理由(分子栄養学)

アブラナ科の成分は、体の“解毒スイッチ”に関わる経路(Nrf2系など)を支えやすく、

**酸化ストレス(飲酒・寝不足・揚げ物)**のリカバリーに向く

食物繊維が腸の負担を軽くし、便通やむくみにも◎


食べ方:温野菜、スープ、味噌汁の具(冷えやすい人は必ず温かく)。



すぐ効く組み合わせ(翌朝の立て直し飯)

しじみ味噌汁+卵+豆腐(スープでまとめると胃がラク)

食欲がない時は、雑炊に卵だけでもOK

可能なら水分は「一気飲み」より、こまめに(味噌汁・スープが最強)



当院でできること


忘年会シーズンの不調は、胃腸だけじゃなく**自律神経(交感神経の過緊張)**や、姿勢・呼吸の浅さが絡んで長引くことが多いです。

当院では、鍼灸で胃腸と自律神経を整え、整体・カイロで呼吸や首肩の緊張をゆるめて、回復しやすい状態へ戻していきます。


📍今西健はり・灸院/八尾市堤町2-30-59/☎ 072-998-7474/LINEID takeshityan

院内は落ち着いた雰囲気で、はじめての方も安心して受けていただけるよう丁寧にお話を伺っています。

※「飲み会続きで胃が重い・むくむ・寝てもスッキリせえへん」って人は、まずこの5食材を“温かい汁物”で取り入れてみてくださいね。


忘年会シーズンの体調不良に効くツボ5選


飲み会が続くと、こんな不調が増えがちです。

胃が重い/ムカムカする

胸やけ・食べすぎ

むくみ・だるさ

頭が重い/二日酔いっぽい

寝つきが悪い/眠りが浅い


そんな時に役立つ「自分で押せるツボ」を5つ紹介します。



ツボの押し方の基本

強さ:痛気持ちいい程度(10段階で6〜7)

時間:5〜10秒押して離す×5回

呼吸:息を吐きながら押す

食後すぐは避けて、食後30分以降がおすすめ



 中脘(ちゅうかん)


効きやすい症状:胃もたれ・食べすぎ・ムカムカ

場所:おへそとみぞおちの真ん中

押し方:指の腹でゆっくり押してゆっくり離す

コツ:胃が張ってる日は、強く押しすぎず“じんわり”でOK



 足三里(あしさんり)


効きやすい症状:胃腸の疲れ・だるさ・免疫落ち

場所:膝のお皿の下外側にあるくぼみから、指4本分下あたり(スネの外側)

押し方:親指で深めに押して響く感じを探す

コツ:飲み会続きで弱った胃腸を“立て直す”定番ツボ



 内関(ないかん)


効きやすい症状:吐き気・胸のつかえ・乗り物酔い・不安感

場所:手首のしわから指3本分ひじ側、腕の真ん中あたり

押し方:反対の親指でまっすぐ圧を入れる

コツ:ムカムカが強い時は、ここが一番ラクになる人多いです



 三陰交(さんいんこう)


効きやすい症状:むくみ・冷え・だるさ・消化力低下

場所:内くるぶしの一番高いところから、指4本分上(骨の後ろ側)

押し方:親指で下から支えるように押す

注意:妊娠中の方は強刺激を避ける(気になる方は相談してね)



 太衝(たいしょう)


効きやすい症状:頭が重い・イライラ・二日酔いのだるさ

場所:足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ

押し方:親指で足の指の付け根方向へ押し流すように

コツ:飲み会続きの「肝(ストレス・巡り)」タイプに相性◎



さらに効かせる“ワンセット”

白湯か温かい味噌汁で胃腸を温める

可能なら「帰宅後の入浴」より、まずぬるめのシャワーでサッと整える(酔いが強い日は転倒防止)

寝る前にツボは2つまで(やりすぎると逆に目が冴える人がいます)



当院でできること


忘年会シーズンの不調は、「胃腸の疲れ+自律神経の乱れ+むくみ」がセットになってることが多いです。

当院では、鍼灸で胃腸と自律神経のスイッチを整えつつ、整体・カイロで呼吸や姿勢を整えて回復しやすい体に戻していきます。


📍今西健はり・灸院/八尾市堤町2-30-59/☎ 072-998-7474/LINEID takeshityan

院内は落ち着いた雰囲気で、はじめての方も安心して受けていただけるよう丁寧にお話を伺っています。

※「最近飲み会続きで胃腸がやられてて…」みたいな方は、まずこの5つのツボから試してみてくださいね。