2019年の1/24に千葉県の野田市で栗原心愛(くりはらみあ)ちゃんという女の子が父親からの虐待で命を落としました

まだ心愛ちゃんの事を覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、あれからもう5年が過ぎてしまいました

月日が経つのは早いものですね

栗原心愛ちゃんの事を思い出してもらうために今年も追悼記事をアップいたします

心愛ちゃんは父親から暴力を受けていて学校のアンケートにそれを告発しました



しかし父親の恫喝で学校側はアンケート用紙を父親に渡してしまいました

心愛ちゃんは児童相談所に一時保護されましたが父親は「児童相談所の人は嫌いです、逢いたくありません、家に帰りたいです、家族と暮らしたいです」という文面の嘘の手紙を心愛ちゃんに書かせてそれを児童相談所に見せつけました。児童相談所側もその手紙をが嘘であることを知りながら一時保護を解除して心愛ちゃんを自宅に帰らせてしまいました

心愛ちゃんはSOSを発信しました。なのに学校や児童相談所などは心愛ちゃんを助けたることはできませんでした

2030年の東京新聞に掲載された心愛ちゃんが始業式に向けて書いた『自分への手紙を』をご紹介します

これは2018年10月に書かれたもので2019年3月27日に学校から祖母に渡されました
(こちらの画像はツィッターから拝借しました)

手紙の文面を書き記します

自分への手紙

栗原心愛さんへ

「三月の終業式の日。あなたは漢字もできて、理科や社会も完ペキだと思います。十月にたてためあて、もうたっせいできましたか。自学ノート()さつめまで終わりました。五年生になってもそのままのあなたでいてください。未来のあなたを見たいです。あきらめないでください。」
4年1組
くりはらみあより

心愛ちゃん、辛かったでしょう?
悔しかったでしょう?
周りの大人達に助けを求めても誰も何もしてくれないんだって思ったでしょう?

心愛ちゃんの人生はたった10歳で終わってしまったね。残念ながら死んだ人を生き返らせることはできないんだ。祈ることしかしてあげられる事はないんだよ

死んだ人がどうなるのかはまだはっきりとは解明されていません。

死んだら全てが終わりなのか?
また別の何かに生まれてくるのか?
魂の世界に行くのか?
それは正確にはわからない

もしまた心愛ちゃんが別の人としてこの世に生まれて来るなら今度は何事もなく元気に生きられる事を願ってるよ

世の中ではいろいろな事が起こっていますね。今年の元日には石川県能登半島で地震が発生し大きな被害を受けました。羽田空港で航空機が衝突し炎上しました。奇跡的に航空機の乗客は全員避難して無事でしたがあわや悲惨な結末になりかねませんでしたね。海上保安庁の乗組員5人は残念ながら亡くなりました

3・11の東日本大震災でも巨大な津波が多くの家や人を飲み込み、たくさんの方が命を落としました

もっと過去に遡って阪神大震災でも多くの家が倒壊して多くの人が亡くなりました

JR福知山線の脱線事故

随分昔になりますが、日航機の墜落事故

これらの出来事は1度に多くの人が命を落としたので慰霊碑が建てられ随分と年数が過ぎても毎年震災や事故の起こった日には追悼が行われていますの起こった日には追悼が行われています

しかしながら、虐待で命を落とした子供の事などはわずか2、3年で世の中から忘れ去られてしまいます。メディアにもほとんど取り上げられません

震災や事故で亡くなった人の命と虐待で亡くなった子供の命に差はありません

虐待で亡くなった子供達を祀る慰霊碑はどこにもありません
自室に虐待で亡くなった子供の写真を飾り供養することにしました。初めは寺本夏美ちゃんだけでしたが後から3人になりました。虐待で亡くなった子供は他にもたくさんいるのでもっとたくさん写真を飾りたいのですがスペースが狭いのでこれで一杯ですがここは虐待で亡くなった子供達をみんな供養する意味合いになっております

命日だけではなく、
毎日仕事に行く前に
「お仕事に行ってくるからね!」と声をかけてます
仕事から帰ってくると
「ただいま!」と声をかけています

私の想いがこの子達の元に届くといいなぁといつも思っています