3月11日は東日本大震災の起きた日ですね。津波で多くの車や家や建物が流されてたくさんの人が命を落としました

 

 

あれからもう11年が過ぎましたがいまだに復興は進んでおらず、生活の再建がままならない人達がたくさんいます

 

2007年9月11日に起きたアメリカの同時多発テロ。衝撃的でした。ハイジャックされた2機の飛行機がビルに突っ込みその後ビルは崩壊しました。およそ3000人近い人(日本人24人)が命を落とし、25000人の人が負傷しました

崩壊したビルの跡地には国営の追悼博物館『911メモリアルミュージアム』や犠牲者一人一人の名前が刻まれた慰霊碑『911メモリアル』あの日の消防士達が描かれた壁画が建設され、今なおこの地を訪れる人が跡を断たないそうです。あれから21年が過ぎましたが、同時多発テロの事はもう忘れよう、何もなかった事にしよう、そんな事は絶対にできないでしょう

 

1995に起きた阪神淡路大震災。あれからもう27年が過ぎましたがテレビで観ためちゃくちゃなった街の映像は衝撃的でした。これは夢ではないかと思ったくらいでした。
6434人の方が命を落としました。アメリカの同時多発テロの倍近い犠牲者です。全壊家屋10万軒、半壊家屋14万軒、全焼家屋7千軒、とてつもない被害でした

現在はかなり復興が進んでいますが、決してこの出来事は風化させられるものではありません。阪神淡路大震災を忘れることなく、震災を記憶し犠牲者の慰霊市民への励まし、震災からの復興歩みを後世に伝えるために平成12年1月16日に『慰霊と復興のモニュメント』が設立されました

また『復興モニュメント』の地下には『瞑想の空間』が設置されました。この『瞑想の空間』には震災で亡くなった方の名前を刻んだ鉄板が掲示されています


そうです、時が過ぎてもこのような出来事は決して風化させてはならないのです

 

 

同じく1995年に起きた『地下鉄サリン事件』日本中を震撼させました。麻原彰晃をはじめ、オオム真理教の幹部達にはすでに死刑が執行されましたが被害者の家族にとっては終わりではありません。生涯忘れることなどできるわけがありません

このような大災害や大事件に比べたら児童虐待事件などちっぽけな出来事なのかも知れません

数年前に虐待で命を落とした船戸結愛ちゃん

栗原心愛ちゃん

まだ記憶に残っているでしょう

まだ亡くなってから僅か3、4年しか経ってませんがもうすっかり世間からは忘れられかけています

震災やテロ事件で亡くなった方の命と虐待で亡くなった子供の命にどちらも亡くなった命に変わりはありません。一方は石や鉄板に名前が刻まれ、一方は何も残さずに静かに忘れられていくのはおかしいかと思います

つい最近では2021年8月に大阪府摂津市で3歳の新村桜利斗(おりと)ちゃんが熱湯をかけられ死亡しました

岡山県で西田真愛(まお)ちゃん5歳が虐待で命を落としました

児童虐待はなくなるどころかどんどん増えています。虐待で亡くなった子供達の事をすぐに忘れてしまうというのはこれからも幼い子供が虐待で命を落とすことを容認しているのと同じ事です

児童虐待で亡くなった子供達の事は風化させてはいけないと思います