千葉県野田市で父親からの虐待により命を落とした栗原心愛ちゃん


まだ記憶に残っているかと思います。1/24は心愛ちゃんの命日になります。心愛ちゃんが亡くなってから、もう3年が過ぎてしまいました

1/24にネット等のニュースをチェックしましたが栗原心愛ちゃんに関するものはほとんどありませんでした。1件だけ、千葉県庁で黙祷したというニュースがありましたが、それだけでした。一昨年、昨年などはマンションに献花に訪れる人もいたようです、また心愛ちゃんが通っていた藤本小学校、二ッ塚小学校で献花や黙祷のニュースなどがありましたが今年は何もみつかりませんでした。もう3年も経つとこの出来事も風化してしまうのでしょうか?さみしいですね

勤務の関係で命日の前日の1/23に毎年恒例の供養のお参りを行いました。そしてそれをブログにアップすることにしています。心愛ちゃんの事を世間に思い出してもらうように、心愛ちゃんの魂を供養するために、そして2度とこのような虐待事件が起こらないようにとの祈りからです

先ずは恒例になりました東京都台東区にある浄名院というお寺に行きました。この浄名院の境内には無数のお地蔵様が並んでいます。地蔵はよく交通事故のあった所に建てられて亡くなった子供を供養するためのものだと思われがちですが、仏教の中で悟りを開いた如来に次ぐ菩薩という存在の1種なのです。地蔵菩薩はたいへんに慈悲深い存在で地獄に落ちた人をも救いだすと言われています。もちろん地獄は空想上のもので本当にないかも知れませんが、この現世こそがまさに地獄であり天国なのかもしれません。心愛ちゃんが受けた仕打ちはまさに地獄の所業と言えます。人の心のあり方と行いがこの世を地獄にも天国にもします。心愛ちゃんはもう生き返りはしませんが、お地蔵様が心愛ちゃんの魂をなぐさめてくれるといいですね

まずは浄名院の総本尊の所へお参りしました

そして境内の中の無数の地蔵の中の総本尊地蔵の所へご挨拶に行きました

 

「いつもお世話になっております。何度かこちらにお参りに来てますが、今日はこの子、栗原心愛ちゃんの命日の前日なので供養のお参りやって参りました。よろしくお願いいたします」

そして境内の中を回りたくさんのお地蔵様にお参りをしました

 

 

 

境内の中にはたくさんのお地蔵様がいらっしゃいます。あちこちで心愛ちゃんの写真を手に「今日はこの子の供養のお参りやって参りました」というお地蔵様に声をかけました(本当に声を出してお地蔵様に話し掛けました、誰かが見たら頭のおかしな人だとおもわれちゃうかも知れませんね)

今回は境内を一回りだけして短時間でお参りを終えました。最後にもう一度総本尊地蔵の所に挨拶に行き浄名院を後にし、地蔵寺に向かいました。浄名院のたくさんのお地蔵様、ありがとうございました

 

 

浄名院のお参りを終えて次に荒川区にある地蔵寺に向かいました。この地蔵寺は同じく虐待で命を落とした寺本夏美ちゃんと船戸結愛ちゃんの供養のお参りで何度か訪れた事がありますが心愛ちゃんは地蔵寺は初めてになります

 

しばらくぶりになります。何度かこちらに訪れていますが、今日はこの子の供養のお参でやって参りました。この子はここに連れて来るのは初めてになります。この子は栗原心愛ちゃんといいます。千葉県の野田市で父親からの虐待で命を落としました。もう3年が過ぎようとしています。だんだんと風化してしまうのでしょう。世の中では虐待や食事を与えない放置などで命を落とす事件はなくなりません。このような事がなくなる事を願って今日はここに参りました

 

 

 

中央には大きなお地蔵様

 

両脇にはそれぞれ3体のお地蔵様が立っています

本当はゆっくりしていきたかったのですが、もう一箇所お参りするため僅かな時間でお参りを済ませ地蔵寺を後にしました

 


地蔵寺のお参りの後はJR西日暮里駅近くにある浄光寺に向かいました。

こちらの地蔵像は高さが3m位の立派なお地蔵様です

浄光寺に到着してお地蔵にご挨拶と今年も心愛ちゃんの供養のお参りにやって来ましたとお話をしていたら閉門の時刻(16:30)になってしまいました。ぎりぎり間に合いました

浄光寺の隣に神社があるのでお参りをしました

中を除いて見るとなんだか目に見えないけどこの中に神様が居るように感じてしまいます


この神社に心愛ちゃんの供養のお参りに来るのは初めてになります。神様に栗原心愛ちゃんが虐待で命を落とし、今日はこの子の供養のお参りをしていて、こちらにも立ち寄りましたとお話をしました


この後、いつも恒例となっております東京都北区、東十条にある見守り地蔵の所に向かいました。寺本夏美ちゃん、船戸結愛ちゃんの供養のお参りの時も最後はこの見守り地蔵のお参りが終着点になっています


実は前回寺本夏美ちゃんの供養の時に訪れた際にびっくりする事がありました。なんとこちらのお賽銭が盗まれたようで、賽銭箱に「お賽銭を盗んだ方、あなたの顔はカメラに映ってます、警察に通報しました」と大きく掲示が貼られていました。嫌な気分になりました。ここは私にとって虐待で亡くなった子供達の供養のお参りの終着点、聖地のような場所です。カメラも設置されていて落ち着いてお参りができなくなります。今回訪れたら掲示は外されていました。賽銭箱の入口に板が張られて賽銭箱に手を突っ込めないように処置がしてありました

そんな事もありましたが今回も無事に見守り地蔵様にお参りをすることができました。栗原心愛ちゃんの供養のお参りはこれで終わりました。余談ですが、この見守り地蔵は寛永寺から譲り受けたものだそうです。寛永寺は浄名院のすぐ近くにあるお寺です

世の中は時の経過と共に移り変わっていきます。『諸行無常』という言葉がありますね。物事はずっと同じ状態を保つ事はできません。心愛ちゃんのように無惨な死を遂げた子供もだんだんと忘れ去られてしまいます。船戸結愛ちゃんや栗原心愛ちゃんの虐待事件も風化してしまうのでしょう

私は微力ながら来年も再来年も心愛ちゃんの事をブログで語り継いでいこうと思います

ツィッターでハッシュダグ♯をつけて栗原心愛で検索したら今年のツィート(2022年の発信)は2件しかありませんでした。もう誰も心愛ちゃんの事に関心がないようですね。そのうちの1件に興味深かい記事がありましたのでリンクを貼らせていただきます

https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/support/51512/

千葉市中央区の児童養護施設の園長をされている方が心愛ちゃんを追悼する歌を自身で作り児童達の前で歌っている動画があります

すごく共感を覚えました。こういう方が一人でも多くいらっしゃればいいなと思います

動画を貼り付けます、心愛ちゃんに語りかけるような歌です。お時間のある時にぜひご覧になって下さい

 

児童虐待で命を落とした子供はたくさんいます。本当は虐待で亡くなった全ての子供を供養したいですが、代表として3人の女の子の写真を部屋に飾って供養しています

毎日この子達の写真を見てるのでこの子達の事を忘れる事はないでしょう。いつも仕事に行くときに

「なっちゃん(夏美ちゃん)、心愛ちゃん、結愛ちゃん、お仕事に行ってくるね!」

と声をかけます、仕事から帰ってきたら
「なっちゃん、心愛ちゃん、結愛ちゃん、ただいま!」

と声をかけています

果たして伝わってるのかどうかはわかりません。魂が存在するのか、あの世が本当にあるのかは現代の科学では解明できてません

でも仏壇に遺影を飾るのと同じで亡き人を想う事は大切な事です

いつかこの子達は再びこの世に生まれてくるかも知れません。夏美ちゃんは亡くなってからすでに10年以上が経っています、すでにどこかに生まれて来ているのかもしれません。街でたくさんの赤ちゃんをみかけますが、いつかこの子達の生まれ変わりに遭遇できるといいですね。次は平和な人生を送ってもらいたいですね

そんな事を願っています