神奈川県、京急八丁畷駅前の踏切で、踏切内に入り込んだ70代の男性を助けようとしたが間に合わずに2人ても電車にはねられて死亡する事故がニュースで報道されました。
助けようとした男性は50代の横浜銀行の行員だったそうです。

最初にこのニュースを知った時は、なんて勇敢なんだろうと思いました。
新聞紙面でも、1週間が過ぎても献花に訪れる人が後を絶えないと報じられていました。

私も献花に訪れることに決めました。
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しかしながら、ネット上(ブログやツィッターなど)ではこの事故に対して、助けようとした男性が非常ボタンを押さなかったことを指摘して、マスコミはこの事故を美談に仕立てあげているという意見も多くでていました。
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踏切に立ち入った70代の男性は自殺をしようとしていたみたいで、それを助けようとして亡くなったこの横浜銀行員の男性は結果的には無駄死にだったのでしょうか?

危険をかえりみずに踏切に入り、助けようとしたのにこのような事を言われてはとても気の毒だと思います。

では、こんな状況だったらどうでしょうか?

小さな子供が母親が目を離した隙に道路に飛び出してしまった。たまたまそばにいて、気が付いた、車が走って来る、すぐに子供を引き戻せば充分に間に合うくらいの距離だった。

しかしながら、自分ではそれはせずに母親に知らせた。母親が気が付いたときはもう手遅れだった。

これが正しい対応だったと言うことなのでしょうか?そういう事になってしまいます。

私一個人の考えですが、この横浜銀行員の方のとられた行動は勇気ある行動だったということにしたいと思います。

あなたの勇気ある行動を称えたいと思います。

心からのご冥福を祈ります

献花をさせていただきます

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自分の手に持った花を写しました、献花台と事故現場の踏切の写真を写すのは控えました。

献花台の後ろでタバコを吸いながら、なんと献花のお花につばをはきかけているひとを目撃しました、なんてことをするんだ、きっとばちが当たるかと思います。

踏切から少し離れた地点で黙祷しました。

もう事故から10日以上経過しているため、通行人は献花台には見向きもしません、ちらっと横目で眺める人はいました。

踏切を過ぎた地点から見た通りです

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この踏切は、京急八丁畷駅ではなく、私の住む地元のとある踏切です。
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およそ15年くらい前になりますが、この踏切で自殺に遭遇しました。

私が自転車でこの踏切を渡った直後に電車は警笛を鳴ら急停車しました。
電車の車両の下、ちょうど線路の真ん中に、人が横たわっているのが見えました。車輪に轢かれてはなく、身体は完全な形でしたが、頭から血を流していました。白い衣服を着ていました。

踏切の所に、そのひとが乗っていた自転車が停めてありました。かごの中には自分の名前と住所が書き記された紙がありました。

このように、いつになっても自殺が後をたちません。なんとかならないものでしょうか?