ジョージがいなかったら、

私は今、刑務所の中だったでしょう。

 

どんなに人生が絶望的に見えても、

希望は常に側にある。

 

そのことをこの子が気付かせてくれました。

 

私にとってジョージは最高のパートナーです。

 

ジョン・ドーラン氏

 

 

こんにちは、天野健志です。

福岡のスタバより、、、

 

 

ジョン・ドーラン。

 

 

彼は、イギリスロンドンで

20年以上も路上生活をしている、

いわば、ホームレス。

 

幼い頃、親に捨てられ、

引き取られた祖父にも

 

「お前は厄介者なんだよ」

 

と、虐待を受ける。

 

ドラッグに溺れ、

仕事にも就かなかったジョン。

 

当然のようにお金はないので、

盗みに走り、刑務所暮らしとホームレスを

繰り返す悪循環。

 

 

居場所もない。

 

頼る家族もいない。

 

 

まさに、、、どん底の人生。

 

 

でも、ある日のこと、、、

 

 

知り合いの女性から

一匹の犬を引き取ることに。

 

 

これがジョージとの初めての出会い。

 

 

だが、ジョージは、

ジョンの言うことを全く聞かない、

やんちゃな犬。

 

出先から帰ってくると

ジョージによって部屋が荒らされていたり、

 

いつものように物乞いをしに路上で座っていると、

せっかくお金を恵んでくれそうな人に

 

「ワンワン!!!」

 

と吠えて追っ払うジョージ。

 

 

怒ったジョンは、

首輪を外し、捨ててしまう。

 

 

これで厄介者がいなくなった!!!

 

 

と思いきや、、、

 

 

ジョンに見つからないように

ひょっこり後ろに隠れているジョージ。

 

 

「その犬あなたの?」

 

 

と、見知らぬ女性から尋ねられ、

「そうだけど」と答えると、

 

「その犬私が買うわ。これでどう?」

 

と、1年分くらいの

生活費に相当するお金を渡される。

 

気持ちが舞い上がるジョン。

 

(これで生活に困らない!!!)

(これで厄介者がいなくなる!!!)

 

すぐにお金を手に取り、ジョージを引き渡す。

 

 

でも、その一方で、、、

 

 

”厄介者”という言葉が心に引っかかる。

 

なぜなら、これまで、

身勝手な大人たちから何度も浴びせられた言葉だった

からだ。

 

引き取られるジョージを見ていると

自分の人生と重なり合った。。。

 

 

「すみません!やっぱり、その犬売れません!」

 

 

そう言ってお金を返し、

ジョージを売らなかったジョン。

 

 

この頃から、ジョンの態度は変わった。。

 

 

身だしなみを整え、

薬物を断ち、

就職活動も行った。

 

でも、学歴がないジョンは、

何軒回っても仕事に就くことはできなかった。

 

なので、生活は一向に変わらなかった。

 

 

生活が苦しい、、、

どうしよう、、、

 

 

そう思いながら路上を歩いていると、

ストリートアーティストを発見する。

 

 

(絵でも売ってみるか、、、)

 

 

ジョンは学歴はなかったものの、

絵が上手いと先生から褒められた経験があった。

 

 

それから、なけなしの金で

スケッチブックとペンを購入し、

街中の絵を描き始めた。

 

でも、素人の絵が簡単に売れるはずはない。

 

3ヶ月を過ぎても、

1枚も売れることはなかった。

 

 

でも、そんなある日、転機が訪れる。

 

 

いつものように路上で絵を描いていると、

ジョージの写真を撮ろうとする人が現れる。

 

(もしかしたら、ジョージの絵は売れるかもしれない)

 

そう思ったジョンは、ジョージの絵を描き始める。

 

 

すると、、、

 

 

ジョージの絵が売れた!

 

初めて、

自分の力で稼いだお金ということもあり、

喜びを隠せないジョン。

 

それから、ちょこちょこ

ジョージの絵が売れるようになり、

ジョージの絵は、一人歩きを始める。

 

 

そして、絵を売り始めて、

2年という月日が流れた頃、、、

 

ある一人の男がジョンを訪ねる。

 

 

その名も、、、(名前忘れましたw)

 

 

その男は、

アーティストの世界では知らないものはいない、

と言うほどの人物。

 

「展覧会に絵を出さないか?」

 

これがジョンを訪ねた理由だった。

 

 

展覧会は、著名なアーティストだけが

こぞって揃う大イベント。

 

無名のジョンが参加すること事態、異例中の異例。

 

 

でも、そんなアーティスト達を差し置いて、、、

 

 

ジョンの絵はすべて完売。

 

売上300万以上。

 

この日一番の売上を上げた。

 

 

それからジョンは、ヨーロッパで個展を開催し、

数々の作品を世に広めることになる。

 

 

まさに、人生のどん底にいたホームレスが、

人生を一変させた大逆転サクセスストーリー。

 

 

その後のインタビューで

ジョン氏はこう語っています。

 

 

ジョージがいなかったら、

私は今、刑務所の中だったでしょう。

 

どんなに人生が絶望的に見えても、

希望は常に側にある。

 

そのことをこの子が気付かせてくれました。

 

私にとってジョージは最高のパートナーです。

 

ジョン・ドーラン氏

 

 

変わる

 

って、なかなか難しいこと。

 

ましてや、ホームレスから自分を変えるとなると、

よっぽどのキッカケがないとできることではありません。

 

 

そのキッカケが

ジョン氏にとったらジョージだった、

ということでしょうね。

 

ジョージとの出会いがあったから、

 

薬物を止めるキッカケになったし、

就職活動を行うキッカケにもなったし、

”厄介者”という言葉の呪縛から解放されるキッカケになった。

 

 

 

でもそれは、あくまでも

 

”キッカケに過ぎない”

 

ということも僕たちは知っとかないといけない。

 

 

 

最終的には、

 

自分の人生は、自分に委ねられるからですね。

 

 

 

キッカケと選択・決断

 

という概念は、くっついているようで

実は、離れているもの。

 

 

ここは間違わないようにしないと、

あとで言い訳となって、降りかかってきます。

 

 

ジョージはあくまでもキッカケ。

 

 

ホームレスという、

どん底の人生を変えられたのは、本人である

 

”ジョン氏の心一つ”

 

だったように思います。

 

 

 

それでは。

 

 

PS.

 

ジョン氏のサクセスストーリーは、コチラから。

 

https://youtu.be/YlOpiRcMoC0