前回の続編です


救急隊が到着し、すぐにその場でモニター(心拍数を観察する機械)を装着


残念ですが、心拍数は0


その後2、3分はその場にいましたが、居ても協力できることはないので、部屋に戻りました


朝食会場のスタッフに、その方のお連れの方が見つかったのか伺うと、「見つかった」とのことで、少し安心しました


食事中もそのシーンのことばかりが頭から離れず


10:00になり、チェックアウトへ


スタッフから「先程、お手伝いしていただいた方ですか?」


と尋ねられました。


あの後に続報があり、その方は心臓の鼓動が再開したとのことでした。


人間の身体は心停止から時間との勝負で、時間が経てば経つほど心臓の鼓動は戻る可能性が下がります


また、蘇生したとしても低酸素脳症という重い後遺症が残る可能性が高いのです










正直、嬉しさの半面複雑でした


自分が心臓マッサージを始めてから救急車が到着するまでに、すでに20分は経っていましたから


ですが、後遺症が残ったとしても人それぞれの価値観は違い、「生きていてくれるだけで…」と思う家族もいます





最後に支配人の方からお礼と入浴券をいただけました


しばらくは、今回の出来事について振り返りを何度もし、自分の人生観、看護観などを見つめ直してみたいと思います