4月の4週目に雨が続く日がありました。

予定を組んでいたし、車の旅行なので雨でも構わないと思い出発しました。

自転車で中山道を旅する動画があります。

車で行けば、更に短時間で昔の旅を感じられると思い付きました。

埼玉から軽井沢、諏訪湖、岐阜、京都までのルートが中山道です。

江戸時代の道がそのままの部分、車が通れる程太くした道、方向的に同じで新しく造った道で構成します。

大名が泊まった本陣跡を頼りに行くと、昔のルートを辿れます。2泊で京都まで行く予定を立てました。

出発して2,3時間経った頃からこめかみ、後頭部の頭痛が始まります。

片手で揉みながら運転していましたが、休憩しないといられなくなり、そのうち横になって寝たくなりました。長野まで長い休憩を3回取り、そこで1泊して翌朝、頭痛が消え去るのを願いましたが、痛みは全く取れません。

岐阜まで行きましたが、あまりに長い頭痛に嫌気が差し、そこで断念して帰ることにしました。


低気圧と頭痛は関係していると言いますが、現在まで同じ現象を感じたことは一度もありません。

周囲にいた人達が頭痛を訴えていたのも見ませんでした。

帰ってから頭痛は取れて元通りです。

酒を飲むと同様の頭痛がありますが翌日には必ず治ります。

岐阜の先に行かせない為、頭痛で阻止したのかもしれないと思いました。

今もって、あんなに酷い頭痛を感じたことはないし、中断しようと思うくらいの体の不調は初めてです。


自転車の景色と車窓の景色はまるで違います。

動画で走っていた道とほぼ同じでしたが、違うところを走っている感じです。

旅は立ち止まった時が旅の想い出になると知りました。

通過しただけでは、記憶が残りません。

少しでも立ち止まったら良かったと後悔しました。


阻止したのがご先祖様か、何から防いだのか、全く違う理由なのか、知るすべもありませんが、旅行は立ち止まるべき、とわかったのは唯一の収穫です。