生活が徐々に苦しくなっています。
物価、税金、光熱費が上がり、収入は現状維持。
あちこちで不満が燻っています。
この不満をぶつける為、都知事選の投票率が60.62%、前回より若干上がりました。
結果だけを見れば、都民は現状維持で満足なんだな、と思ってしまいます。
ネットの世界では党や政府、大臣を責めています。
生活が苦しくなったのは、政府がきちんと仕事をしないからだと大方の人が思っています。
では、政府を構成する議員は誰が選んだのでしょう。
選挙に参加した人も、棄権した人も全て日本国民で日本人の判断で立法府が成立したはずです。
不満をぶつけるのは、選挙に参加しない国民に対してではないでしょうか。
知事選で言えば、4割の人が棄権しました。
この人達に怒るべきです。
100%の投票率で知事が選ばれたなら、誰も文句を言わないはずです。
ほぼ都民の意志が反映されるなら、自分が投票してない立候補者が当選しても文句は出ません。
ここ何十年も投票率100%以下が当たり前になっています。
このおかしな現状を現在の日本人は普通だと思っています。
民意が反映されていない選挙で当選した議員が国家を運営する。
これを仕方ないと片付けて良いのでしょうか。
選挙の度に落胆し、しばらくすると忘れてしまう。
こんな事を続けていたら、本当に日本が崩れてしまいます。
選挙に行かないのは、道徳心が薄れている証拠です。
自分さえ良ければ人の事はどうでも良い。
自分が世界一治安が良い、この国で生活していることに何の感謝もしてないのでしょう。
それでも日本人は世界一道徳心のある国民だと思います。
投票に行かない人が、道徳心が無いとは思いません。
ただ自分の道徳心に気付いていないだけでしょう。
投票率100%を目指すべきです。
当然、罰則なしに。
それが日本です。