歳を取ると分別が付くと言います。
本当でしょうか。
公園で遊ぶ子供の声がうるさいと近所の高齢者から苦情があるそうです。
その高齢者の方は、子供を育てた経験がないのか、子供そのものが嫌いなのか、理由はわかりません。
しかし、子供がいない若い人が同じ苦情を言うとは限りません。歳や若さとは関係なく、その人の分別の問題です。
スーパーの出口から一般道に出たところで後ろから追い付いた車から人が出て来て「急ブレーキをかけてシートにあったケーキが落ちて台無しになったから弁償しろ」と言われたそうです。スーパーから出た先が渋滞だったので、先に入ったそうです。
理由はさておき、自分の車にあるケーキの損害を他人に求める。これを正当な請求と考えるでしょうか。
配達先で呼び鈴を2回鳴らし玄関に入ったら「子供が寝付いたばかりで、また寝かし付けるの大変だから静かにして下さい」と言われたそうです。
配達員は通常の手順で訪問しているのに苦情を言われたそうです。
この3つの例でわかるように、自分の都合を最優先して他人の事情を酌量しない、いわゆる自己中心的人間です。
自己中心的性格は歳を取れば治まる人もいますが、死ぬまで治らない人もいます。
こういう人には阿吽の呼吸は通じません。
同じ日本人なのに残念です。
常に思い遣りを持つ人間でいたいものです。