公開スタート、そのうち行こうかと楽しみにしていたら、劇場も上映スケジュールも早々に縮小され、「どうせ半年後には配信されるだろうから」と思っていた。ところが早くもAmazonプライムで配信がスタートしていた。

 

舞台は1984年のナイキ本社、あの名作「エアジョーダン」が生まれ、マイケル・ジョーダンとの契約を勝ち取るまでの実話をもとにしたストーリー。監督は自身もナイキCEO役として出演しているベン・アフレック、主演はマット・デイモン、さらにその2人の共同製作ならばつまらないドラマになるはずはない。単純に面白かった、スポーツが好きでドラマが好きならば、誰もがそう思うはずだ。

 

色々なシーンに出てくる小物の数々、バックに流れるサウンドの多くが1984年当時のものだったり、時代考証もしっかりとしており、映画好きの心をくすぐる。一体マイケル・ジョーダン役はどんな俳優がやるのだろう?どうせ後ろ姿だけなんだろうなぁ、などと思っていたら、全く本人のイメージを損なわない役者が演じていた。マット・デイモンとベン・アフレックといえば若くしてあの名作「グッド・ウィル・ハンティング」の脚本を共同執筆してアカデミー賞を受賞しており、その2人のタッグならば当然のこと、だからこそ期待も大きかったわけだ。

 

淡々と流れ、決して大きな興奮や感動があるわけじゃないが、思えば一瞬も目が離せな買ったような気がする。オススメの一本。