大井外回りの2000mで行われるこのレースは好きなレースの一つでもある。地方の競馬場にしては広くて直線が長いコースだし、ここを上半期の大きな目標とする中央のトップクラスの馬たちがずらっと顔を揃えるからだ。そして楽しみなのが、普段はあまり見ることがない地方所属馬の存在。さすがに勝ち負けまでは期待できなくとも、私は3連馬券の中には必ず地方馬を入れて買うことにしている。ところが今年は9頭立てという少頭数、しかも地方馬は必ずしもトップレベルではない2頭のみ、さすがに今年は買えない。

 

本命はオメガパフューム、大井2000mといえば誰もが知る彼の庭。使われた9戦全てがG1で5勝2着3回5着1回、確かに同じような顔ぶれになるようなこともあるが、それにしてもこの大井マスターぶりには驚かされる。ただ、勝てなかった4戦全てが今の暑い時期であることも事実だ。ここ一週間ほどの異常な暑さは大いに気になるところ。ただ、どの馬も最近の暑さには参っていることだろう。

 

相手は昨年の覇者テーオーケインズ、サウジ遠征帰り、斤量の59kgを嫌って多々狙いを下げていた前走平安S勝ちのレースは強かった。本来なら少しでも若いこちらを上に取るべきなのだろうが…。

 

この上位2頭の順位付の決め手はまず毛色、栗毛より芦毛の方が暑さに強そう。そして競走馬として暑い夏の経験値を重視して7歳のベテランを上位とする。

 

(結論)

◎オメガパフューム

○テーオーケインズ

△クリンチャー

G1馬ながら大井に勝ち星のないチュウワウィザードは消して、印通りの3連単1点。