最終登録馬の中にG1(含Jpn1)馬が9頭とレース名に相応しいメンバーが集まった。その中でも話題の中心は、ここが初ダートになる桜花賞馬ソダシだろう。馬券的中にはその取捨が一番のポイントになりそうだ。

 

そこで、まずはソダシはどんな馬なのか?そしてダートをこなせるのだろうか?素人なりに考えてみた。まずはここまで8戦6勝のキャリア全てが芝コースでのもの、しかも桜花賞はレコード勝ちと、芝でこその馬という気がしないでもない。しかし、これだけの馬なのにこれまでの勝ち鞍で2着との最大着差は新馬戦の0秒4でしかない。2つのG1と札幌2歳Sはタイム差なし、実績的には世代トップクラスの馬ではあっても、スピードの絶対値が飛び抜けているわけではない。オークスや秋華賞の着外敗退が示すように、芝で斬れる馬ではないということではないだろうか。ならば桜花賞レコード勝ちは?と突っ込まれそうだが、そのレースに限らずその走りっぷりからもスピード馬だとは、私には見えていない。馬力と勝負根性で、スピード決着を乗り切っただけだと思っている。だからこそのダートG1挑戦なのだろう。父はクロフネ、NHKマイルCの勝ち馬で、このレースの前身ジャパンカップダート圧勝と芝ダートの両方でG1制覇という血統構成を見るに、その特長が出ていると思う。ただし、クロフネのG1制覇はダート2戦目、いきなりのG1は厳しいかもしれない。桜花賞には勝ってはいても、根はダート馬?そんな可能性は高いとは思うが、初めてのダートは…?そこそこの人気にもなるだけに、私にはせいぜい3着候補の1頭がいいところと軽視する。

 

人気サイドの馬を1頭軽視?ほぼ無視することで、あとは買いたい馬をオッズ気にせず買うことができる。本命は南関東船橋所属のカジノフォンテン。昨年末の東京大賞典では中央馬ながら大井の鬼と言われるオメガパフュームの首差に粘っている。そして年明け初戦川崎記念で逆転、その差は3馬身、大賞典2着がフロックでないことを示した。その2走後のかしわ記念でも中央馬を一蹴、Jpn1連勝を果たした。現在左回りでは5連勝中、距離的には千六での活躍が目立ち、中京の千八はドンピシャ、そんな気さえする。鞍上にデムーロ騎手を迎え、先行してさらなる粘りを発揮しそう、中央のここでは人気になるはずもなく、色々な意味で楽しみでしかない。

 

逆転含みの対抗にはチュウワウィザード、昨年のこのレース戸崎騎手に乗り替わって中央G1初制覇。それ以来勝ち星からは遠ざかっているが、今年3月にはドバイWCで見せ場たっぷりの2着好走歴もある。前走JBCクラシックは小回りの金沢競馬場で3着と、大幅とは言えないまでも上積みを期待していいだろう。

 

以下、中京ダート3戦3勝のオーヴェルニュ、昨年の3着馬インティ、前走金沢で一番人気を裏切る4着のテーオーケインズなどが3着候補。

 

(結論)

◎カジノフォンテン

○チュウワウィザード

△オーヴェルニュ、インティ、テーオーケインズ

まずは◎の単勝を買い、◎ー○の馬連、◎○2頭軸の3連複3点か。