競馬ファンにとっての一年の総決算有馬記念、時にその結果は世相を写すなどと言われている。その年の重大ニュース、流行語大賞、今年の漢字などから連想される人気薄馬が激走する、そんなことを考えるのがヒント馬券。

 

今年はといえば、今もなお続く新型コロナウイルス感染拡大、日本のみならず世界中が正体も未だ不明のウイルスに翻弄されている。当然のように、流行語大賞は「三密」そして今年の漢字も「密」とコロナ関連。当然これがヒントに?そんなことは誰でもわかる。「コロナ」がヒントであったとしても、有馬記念の結果を導き出すアプローチは何通りもある。

(その1)

馬名に「コ」「ロ」「ナ」いずれかの文字が入っている馬が激走する。クロノジェネシス、ペルシアンナイト、ミッキースワロー、モズベッロの4頭が該当、だからと言ってファン投票1位のクロノジェネシスではつまらない。

(その2)

「密」をヒントとすれば、なんと言っても「密」キースワロー。あとはちょっとこじつけのようになるが、「密」を「三つ」と読み替えれば3番あるいは3枠を示していることになる。あるいは、

(その3)

ここにきて、GO TO TRAVELの一時停止など、これもコロナ関連。だとすれば20日の日曜日の中山の2歳新馬戦に「ゴートゥートラベル」という名の馬が出ていた。父は有馬記念馬ヴィクトワールピサでもありヒントになるか?確か1枠1番だった、ちょっと理屈っぽい気もするが。

(その4)

「コロナ」をあえて数字に変えるとしたら、「567」となる。これは馬番だろうか枠番だろうか、ヒントを信じるなら両方押さえるべきだ。

 

毎年有馬記念のヒントといえば、馬名に「ア」「リ」「マ」が入る馬と言っていたのだが、実は最近10年はあまり当てはまっていなかった。ところが昨年はリスグラシュー、サートゥルナーリア、ワールドプレミアの決着で1〜3着全てに入っていた。今年あたりも?と思ったのだが、16頭中8頭が該当し、それではヒントとはいえなくなってしまった。しかしこれは過去にマツリダゴッホ、アメリカンボス、アドマイヤモナークなど大穴を開けた馬たちは、3文字中2文字が使われていたのだが、今年のメンバーの中に該当する馬はいない。

 

ヒント馬券で人気馬を買ってもつまらない、ならば一番しっくりくるのが「密キースワロー」。とか言いながら、ヒントだけで馬券を買うつもりはない。ただくだらないことを考えるのが好きなだけ、それでもミッキースワローは有馬記念の穴馬のある意味典型のような馬、3連馬券のヒモには買うつもりでいる。