G1といっても、正確にはJpn1というカテゴリーのレースなのだが、日本国内ではG1という通称でいいと思う。11月4日の京都競馬場、JRAの競馬場で一日3つのG1は史上初。若い頃なら相当テンションも上がるところだが、今は「どうしてJRA京都競馬場で?」の思い。それというのも、「JBCシリーズ」は地方競馬復興が主目的ではなかったのか。まぁ、それはいい、勝ち馬予想には関係ないこと。

 

G1が3つあれば、今の勢いなら最低一つはルメールか?そんなことを考えながら3レース予想してみる。

 

☆JBCクラシック(京都ダート1900m)

レジェンド的場文男のシュテルングランツ含め地方馬は3頭、中央の軽いダートではいかにもスピード不足は明らか、ここでは勝負にならないだろう。京都で的場、ちょっと買ってみたい気はするけれど。中心はシリウスS1、3着のオメガパフュームサンライズソア。その着差は2馬身、しかし斤量差が4.5kgあった。今回はそれが2kgとなれば、逆転も十分。スタートが決まり、スムーズに好位が取れれば凡走がないサンライズソア本命、差のない対抗にオメガパフュームが結論。さすがに8歳馬サウンドトゥルーの巻き返しは厳しいだろうし、ケイティブレイブも、その活躍は地方競馬場のイメージ。ならば、あくまで3着候補として、前走はっきりした敗因があるノンコノユメと、やや頭打ちの感もあるが京都走るイメージのテイエムジンソクを挙げておく。

◎サンライズソア

◯オメガパフューム

△ノンコノユメ、テイエムジンソク

馬券は印の順の3連単2点。

 

☆JBCスプリント(京都ダート1200m)

確固たる中心馬不在のここは船橋所属のキタサンミカヅキの取捨が馬券的中のポイントになりそうだ。8歳の今年も交流重賞でも再三好走、力関係だけなら頭でも不思議じゃない。ただし、馬場は変わって軽いダートの京都コース、上位争いには顔を出すだろうが、突き抜けるイメージは湧かない。本命は4歳馬マテラスカイ、前々走逃げてレコード勝ちが圧巻、足抜きのいい馬場とはいえ、今年のメンバーなら、そのスピードで圧倒できるだろう。前述のキタサンミカヅキがこれに続き、中間の稽古がいい芝千二G1馬セイウンコウセイを3番手に評価する。

◎マテラスカイ

◯キタサンミカヅキ

△セイウンコウセイ

◎→◯馬単だけを買う。

 

☆JBCレディスクラシック(京都ダート1800m)

去年秋華賞でも人気を集めたラビットラン、前走交流重賞勝ち、やっぱり適性はダートにあるのだろうか。その判断はここでの結果次第、私はその可能性に賭けて本命。他のメンバーも粒揃い、このレースが一番面白いレースになるんじゃないだろうか。アンジュデジール、クイーンマンボ、リエノテソーロなどの4歳勢、5歳のフォンターナリーリ、プリンシアコメータも好調を持続しているようだし、大井所属のブランシェクールも力関係が定まっていないここなら一発あっても不思議じゃない。

◎ラビットラン

◯アンジュデジール

▲プリンシアコメータ

△ブランシェクール

一応印はつけたが、買う馬券は◎の単勝だけ、人気も分散するだろうし、それで十分。

 

能力比較だけなら、地方馬は中央馬には敵わない、それは歴史も証明している。ただし、中央馬にとって不慣れな地方競馬場での開催なら、それが不確定要素にもなり、つい考え過ぎてしまうこともある。今年はそれがないだけ予想も単純、しかしおそらく馬券売り上げは史上最高を記録することになるだろう。だとすれば、オッズも上がる、今年は気合を入れて馬券を買うことにしよう。