ジム・ロジャース著「お金の流れで読む日本と世界の未来」を読みました、刺激的な内容ではありましたが日本に対しては冷静に真実を述べられていたと認識しました。
印象に残ったのは以下三点です、

1.史上最悪の経済危機
今後1〜2年のうちに私(ロジャース)が生きてきた中で最悪の経済危機が起きると予想している。なぜなら世界中の負債額が史上最悪の数字を記録しているからだ。(中略)GDP比で見た債務規模は(10年前から)2.9倍から3.2倍な拡大しており稼ぎに見合わない借金を抱える構図はリーマンショック当時と変わらないどころか悪化している。

2.閉じた国は滅び開いた国は栄える
日本が50年後か100年後には消えてしまうのは心から残念でならない、なぜ消えると断言出来るのか?当然だ。これだけ借金があり、しかも子供を、作らないのだから。私(ロジャース)はこれだけ日本を愛しているが日本に住もうとは思わない。借金と少子化、この二つがシンプルな理由だ。

3.リアルアセット
既に述べたように、やがて世界を史上最悪の金融危機が襲う。通貨の、混乱やインフレから身を守るにはリアルアセットを持つしか方法はない。(中略)今後、日本では海外の市場に頼らなければビジネスが成り立たなくなる。そのため、とりわけ日本人にとって外国語のマスターは必須事項と言ってもいい。

引用を終わります。

歴史を学び投資家として生き抜いてきたロジャースだからこそ主張出来る説得力がある内容ばかりでした。ロジャースのことは今までも知ってはいましたが著者を手に取ることはありませんでした、もしかしたら彼の主張が余りにも正論であり目にしたくなかったのかもしれません。

最後にロジャースが「はじめに」で述べていた言葉を自らに課し投稿を終わります。

人と同じ思考をするな、変化に対応せよ。

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