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平井伯昌著「最高の自分を鍛えるチームの力」を読みました。競泳日本がロンドンオリンピックで11個のメダルを取ることが出来た理由を再度理解することが出来ました。
競泳日本については選手が書いた「つながる心」を読み、選手個人や選手同志がどのようにチームに貢献したのかを教えてもらっていました。しかし、ヘッドコーチとしてチーム全体を俯瞰する平井氏の意見は別の角度から大変勉強になりました。
1.選手が自主的にオリンピック期間中のルールを決めた。
・その日にレースが有る人だけが控え場所を使う。
・レース前日の午後、当日の朝以外、レースが無い時は全員スタンドで応援する。
2.楽しいとは充実していることである。
3.やる気や意欲を引き出すきっかけの一つは、小さな成功を見つけてあげること。
そして最後に北島選手を例に出し「自分に対するチャレンジ」を説明しています、以下引用します。
なんのために泳ぐのか。そこが一番答えの出しにくいところで、こうでなくてはならないという正解があるわけでもありません。(中略)康介もことあるごとに「メダルがほしくてやっているんじゃない」と口癖のように言っていました。それは、メダルを取るために妥協なく努力して一生懸命やってきたことが自らの財産になるという思いです。
そして康介は何のために泳ぐかといったら「自分に対するチャレンジ」だとはっきり言っています。金メダルを取るには、相手に負けない以上に、自分に負けないことが重要です。メダルが欲しいわけではなく、自分と戦って勝利した満足感こそが大きな達成感につながります。自分に負けないで信じた道を進む大切さを教えてくれるのが、スポーツの素晴らしい点だと思います。
仕事も子育ても「自分に対するチャレンジ」として捉え直すと、前向きに向き合えるようになります。打ち込めるテーマを見つけ、哲学を持って努力を続ける大切さをメダリストたちは私たちに教えてくれました。
引用を終わります。
改めてスポーツはビジネスを始めとする人間の営みの原点にあるものだと強く感じました。「小さな成功」は一ツ橋大学院の一條先生から教わり実践した「Repeat Smaii Win.」そのものです。また、目標、モチベーション、日々の努力と全て共通します。
トビウオジャパンは7月に世界選手権を控えています。平井ヘッドコーチを筆頭に、彼らからの学びを続けます。
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