昨晩の大前ライブは公開収録でした、聴衆者が多く、やはりテレビ収録より迫力がありました。
さて、最後には恒例の質問タイム「大前研一と一問一答」がありました。どの質問者も真剣に質問されており私も勉強になるととに、一つのことを思い出しました。

それは「自分自身が大前さんに質問した時のこと」でした。

2004年4月、大前さんのSAPIO十周年記念講演に参加、最後に質問することが出来ました。当時は子会社社長になった直後、私も講演だけでなく質問することにも真剣でした。しかし、最初から手を挙げるも司会者は全く私のことを指してくれませんでした。5~6人が指され、「次で最後にします」と言う時も指されませんでした。しかし、そこで大前さんが「こちらの人を最後にしてあげて」と私のことを指してくれました。おそらく講演中から真剣に聞いていた私の眼つきが違ったのでしょう、思いが通じました。

最後に指して頂いた私は、次の質問をしました。
 
「37歳で社長になりました。社員をプロブレムソルバーにするためには、社長として何をすべきか?アドバイスを頂きたい。」

私の質問に対して、大前さんのアドバイスは三点でした。
 
1.まだ37歳でしょ、勉強を続けなさい。
2.社員にはバイアス(どこどこ出身等)をかけてはいけない。
3.経営は芸事、良い芸を学び真似なさい。

このアドバイスがあったからこそ、社長も何とか務めることが出来、また、Bondへの挑戦にも繋がりました。大前さんから頂いた言葉は一生忘れません。そして、昨日の公開ライブでの質問者も皆さん真剣で、自分が質問した時のことを思い出したのです。

日々難しいことがたくさん起きます。しかし、あの時の気持ちを忘れず、昨日真剣に質問をした若い人たちに負けないよう、挑戦と行動を続けて行きたいと思います。