9/1朝日新聞「オピニオンで野中郁次郎一橋大名誉教授のインタビュー記事が掲載されていました。野中さんは「失敗の本質」「知識創企業」等ビジネス研究、ビジネススクールの先生として長く第一人者です。
私はある記事で「知識創造企業」を自分のバイブルの一つとしていますが、今回のインタビューでもそのことが触れられていました。以下、引用します。

「私たち(野中)は86年にアジャイル(機敏な)スクラムという考え方を発表した。日本の革新的な製品は、いろんな部署がラグビーのスクラムのように、専門性を生かし協働するプロジェクトを進めているという分析である。当時、米国では役割分担を決め、定められた仕事をそれぞれ進める方式が主流であった。
それから四半世紀たってどうなったか。先端産業であるソフト開発の分野をみると、米国は日本のアジャイルスクラムを採用してさらに進化させているが、日本は強みだったはずのアジャイルスクラムを手放した。日本は80年代に歩んでいた道と別の道を歩んでしまった。」

引用終わります。

そうなのです、日本企業の強さはラグビーと共通点があると分析し発表されていたのでした。だから、ラグビーをやってきた人は自信を持ってビジネスに取り組まなくてはいけないのです。ラグビーは日本企業が持っていた強さを体現しているスポーツ、ラグビーをやっている人はそれを肌で知っており、その暗黙知をビジネスの形式知に変え、自分の組織に広げて行く使命を持っているのです。

ラグビー経験者は必ず「9/1付朝日新聞」「知識創造」を読んで下さい。そして、自らのビジネスにラグビーを繋げて下さい。ラグビーは15人で構成され、それぞれのポジションが全く違う役割を与えられていますが、その異なるポジションが実は一つの方向を向いて、作業を行っており、その結果として良いチームプレーが生まれる、これは良い製品が生まれるのと同じなのです。

頑張ろう、日本のラガーマン!!日本の経営を蘇らせるのは我々である!!

http://www.asahi.com/news/intro/TKY201208310469.html


http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/332/Default.aspx