深代千之・長田渚左共著「スポーツのできる子どもは勉強もできる」を読みました。従来、私が考えていた「ビジネスとスポーツは同じ」を裏づけてくれる理論が書かれており、大変楽しく読むことが出来ました。
1.運動と勉強は同じ
脳の働きからみたら、九九もキャッチボールも同じである。どちらも、脳の中の神経回路を指令が伝わる道筋が出来ることで身につくものだ。だから勉強と運動を分けて考えるのは間違いで、とりわけ子どもの知能を伸ばすには、充分な運動が不可欠である。
2.運動が脳に良い影響を与える
脳科学の最先端の研究で、運動が脳に良い影響を与えることが明らかになっている。運動中の脳活動を計測して、ジョギング中に前頭前野が特に活性化することが明らかになった。前頭前野の中に、運動前野という部分があり、ひとつひとつの筋肉を動かす順序を決める。だから走りながら何かとヒントを得ることも多いわけである。常に動きながら考えるクセをつけることで、脳はバランス良く活性化される。
3.身体を動かすことが空気になるように
子どもが身体を動かすことを好きになる、身体を動かすことがその子にとって昔のように「空気のように自然なもの」にさえなっていれば、その子の未来は開けていくと、親は信じていいのではないか。できるだけ、その子が自らの手でオープンしていける、可能性の扉が幾つもあると信じること。そのためには脳と身体を分けて考えない「脳体一致」である。
引用を終わります。
「ビジネスはスポーツと同じ。知っているだけでなく、自由に使えなくてはいけない。練習をすれば、必ずうまくなる。」というのが、私の考えでしたが、脳科学でもいろいろ共通点があるとのことでした。確かに、ジョギング中にヒントが浮かぶことも多いので、いつも携帯電話を持参し、何かヒントが浮かんだら自分にメールをするようにしています。
すでのオジサンですが、「身体を動かさないとストレスがたまる」ので、これからも運動をうまく続け、退化しつつある脳も活性化させて行きたいと思います。
それでは、これから軽く走りに行ってきます!