高橋俊介氏著「プロフェッショナルの働き方」を読みました、自分の頭の中が整理されるとても勉強になった本でした。
印象に残ったのは以下三点です。
1.プロフェッショナルの定義
高度な専門性を活用し、個別性が高い問題に対して第一線で創造的に価値を生み出す職業。政治的意図や株主価値、組織都合などのバイアスを排除し、クライアント(依頼主)の意向のみを重視する、きわめて職業団体や職業集団がプロフェッショナルの定義である。
2.プロフェッショナルの条件
①顧客と提供価値を自分で定義する
②仕事をプロフェッショナル化する
③ヨコ型リーダーシップを発揮する
④普遍性の高い学びをする
⑤専門性と動向にコミットする
⑥キャリアの背骨を作る
⑦行動と成長をセルフマネジメントする
⑧多様で開放的な人間関係を作る
⑨自分らしいキャリアに落とし込む
⑩ワークとライフを統合する
3.自分自身
プロフェッショナルの働き方というのは、誰かに対し価値を生み出していれば、いつかそれが自分の利益となって帰ってくるというマネーフォローズが基本です。普遍性の高い学びを繰り返しながら勝負能力を身につけ、やりがいや成長感、満足感などの内因的仕事観とともに、自分はこういう価値を社会や顧客に生み出すという背骨にこだわっていく、それがプロフェッショナルです。自分でそれを定義し、自分に課して行く他はないのです。
引用を終わります。
高橋さんの講演は約十年間聞き続けています。また、Bondの授業にも組み込まれているので、節目でいろいろな話しをwebからも伺っており、そのたびに新しい発見があります。今回は最近の話しを整理された本でしたので、高橋さんの話を総復習するような感じでした。
組織の中にいても、プロフェッショナルの意識を持って働くことは可能です、自分自身で定義し、それを自分に課し、行動を続けます。