昨日、店舗移動の間に読んだ本を紹介します。


PHPビジネス新書「下克上の時代を生き抜く 即戦力の磨き方」大前研一


私の人生の師匠は大前研一さんです、勝手に決めています。

追っかけを始めたのが1994年ですのでもう12年にもなります、大前さんについては別途機会を設けて説明したいと思います。今回はその大前さんの新作の紹介です。


本を読み私が受け取ったメッセージの結論は以下の通りです。


今後5年間の間にどの会社も急激に変化する。21世紀を生き抜くために、自分自身をリブートし勉強を続け、考え、新しい力を付けよ。


1.21世紀ビジネスプロフェッショナルの三種の神器

  英語・財務・問題解決能力が三種の神器である。


2.会議術

  マッキンゼーの会議は論と論を闘わせる「知的格闘場」。

  ①発言しなければそれだけで批判の対象になる。

  ②自分が納得できないことに反論するのはマッキンゼーの行動規範に定められた義務。相手が上司や

   クライアントだからといって遠慮して反論を控えるようなことは固く禁じられている。

  ③ファクトベース:事実の裏づけがないことを言おうものなら「それはお前の意見だ。そんなものは聞きた

   くない。事実に基いた発言をしろ。」と途端に非難のつぶてが飛んでくる。


3.勉強法

  勉強は試験のためにやるのではない。新大陸の荒野で生き抜いていく力をつけるためにやるのである。

  それは「答えのない問いを考えられる回路」を頭の中につくる作業であると言い換えても良い。

  学校勉強の秀才は一度リブートして今までの知識やり方を捨て去らないと、本当に必要なことが吸収で 

  きずいつまでたっても新しい回路が作れない。だからブーツを脱ぐように一気に、それまでの知識は古い

  フレームワークを一度捨て去らなくてはいけない。


多くの項目は既に繰り返し述べられていることです。その中で上記の3点、特に2・3は今回の本で印象に残った点です。会議術はまだまだ出来ていません。「自分の意見を言え」とは繰り返し行ってきて、出来つつありますが、その意見が事実に基いたものでなくてはいけないということでした。まだまだ足りません。

勉強を続けて行きます。