夕方、錦糸町店で打合せしてきました。最大の懸案事項は人手不足です。

オープン以来売上目標を達成し続けていますが、本部・他店からの応援でなんとか回っている状況です。

明日には中村SVの応援が終了し、他店からの応援も少なくなると俄然単独でのオペレーションが厳しくなることが予想されます。


今回は募集広告を出し続けましたか、集まりが遅く研修が間に合っていないのも大きな原因です。


やはり現在は人手不足なのでしょうか?

「人手不足」とグーグってみたら、一番上が日経レストランの記事でした。やはり外食産業は困っているところが多そうですが、その中でも困っていない会社もたくさんあります。勿論当社でも人に困っていない店舗もたくさんあります。

成功者に聞いてみる。明日のリーダーズミーティングで協力依頼と人材確保の秘訣を再度聞いてみます。


下記記事はご参考まで。

「大・人手不足」時代がいよいよ現実に

乗り越える最大の武器は、経営者自身の「熱き思い」にほかなりません

最近、飲食業界内で「ヒトが取れない」との嘆きを、よく耳にします。社員、アルバイトを問わず、求人情報誌に広告を出したくらいでは、全然反応がないとのこと。深夜営業の居酒屋では、アルバイト1人を雇うために、広告費だけで数十万円かかるという話もあるくらいです。

しかも、大学が郊外移転して若者がいなくなった東京の山手線内や、愛知万博の特需があった名古屋のような、一部地域の特殊な状況ではなく、濃淡こそあれ全国的な傾向のようです。八百八町の石井誠二社長も、「日経レストランONLINE」のブログ「居酒屋に人生を賭ける」 で、この話題に触れています。数年前からささやかれてきた「大・人手不足」時代がいよいよ現実のものとなってきました。

理由はいくらでも考えられます。若年人口の減少もそうですし、職業に対する若者の意識が急速に変化していることも原因でしょう。さらに、団塊世代の大量退職をにらんだ大手製造業が若年労働者の採用を積極化し、人材獲得競争が激化するという、「逆風」も吹き始めています。バブル時代も人手不足が大きな問題でしたが、働く「ヒト」自体が減っている今回の方が、危機は大きいかもしれません。

ただ、総論ではそうですが、「ヒトで困ったことはない」という、うらやましい店も現実には存在します。石井社長も、「募集では困っていない」とブログで書いていますし、「日経レストラン」ではお馴染みの居酒屋「てっぺん」の大嶋啓介社長も、同じことを言っています。要は店次第、経営者次第です。

リクルート出身で、携帯電話を使った飲食業向け人材採用サービスを手掛けるキイストンの細見昇市社長は、「人手不足と言われているが、採用のやり方はいくらでもある」と言います。例えば、店という存在を活用すること。店内にアルバイト募集のポスターを貼り、レジ横のショップカードにも「アルバイト募集中」の言葉と、募集要項の詳細を書いたウエブサイトのURLを入れておく。1日に100人の客数がある店なら、お客様は月に3000人が訪れますから、わずか0.1%しか問い合わせがなかったとしても3人にはなります。お客として店を知っていれば、見たことのない店の広告より、確実に効果はありそうです。

学生のうちに就職体験をするインターンシップ制度を使う方法もあります。アルバイトとして、単純労働をさせるのではなく、メニュー開発や販促計画を作らせ、飲食業の面白さを身をもって知ってもらうわけです。

そして、飲食業の人材採用を手掛ける会社の方々すべてが口を揃えて言うのは、採用がうまくいくかどうかは、最終的には経営者自身が持っている思いの熱さ、大きさによる、ということです。働く側の立場になると、その理由は、すぐ分かります。身を預ける店が有名店や有名企業でないのであれば、経営者自身が語る、夢や思いで判断するしかありません。また、思いの大きい経営者であれば、どうやったら、いいヒトに来てもらえるか、真剣に考え、それを実行するに違いありません。

精神論のようですが、一面の真実だと思います。そして、熱い思いを持った経営者が増えれば増えるほど、飲食業に身を投じる若者が増え、飲食業自体も変わっていくでしょう。人手不足は厳しい現実ですが、解決できない問題ではないと思います。

なお、上の方にも書いてありますが、「第12回 日経レストラン メニューグランプリ」 は、昨年を大きく上回る応募をいただきました。改めてお礼の言葉を申し上げます。ありがとうございました。

2005年11月9日|Posted by 遠山 敏之