福岡公演の前日に熊本の被災地へ行ってきました。

永野くんのポテトチップスが出てたので協力してもらい、地震のあとすぐにそういった物を知り合いに頼んで避難所に届けてもらったりはしていましたが、やっと顔を出すことが出来ました。
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益城町、西原村、南阿蘇、熊本城などをボランティア団体『チーム熊本』の三城さん、下田さんに案内してもらいました。
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普段は竹に穴をあけて中から灯りを灯す「竹あかり」という作品を作っている方たちです。
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あちこちに傾いた家やブルーシートがかけられた家があり、解体や修復の順番を待ってる状態だそうです。2016091010260000.jpg
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古くに建てた立派な家がつぶされてしまっている事が多く、瓦屋根の重みではないかとのこと。
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仮説住宅で話を聞くと、実費で直すか、補助金を使うかで待つ期間も違うようで、補助金でも全額ではないしはっきりした期限はわからないけど2年は待つのではないか、という話を聞きました。
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熊本の場合は物が残っているから取り出せたけど、東北は津波で思い出も何もかもがなくなってしまったから気の毒だ、とおっしゃる方もいました。

仮説住宅はここ2~3カ月で出来たので、班長的なことが決まっていないとこもあれば、頻繁にバーベキューなど行ってコミュニケーションを取っている所も。2016091010080000.jpg
やはり東北でもリーダー的な存在がいる所や住民で沢山話し合いができている所はまとまりも雰囲気もよく、色々な事がうまくいっていたのでそうなれば理想的です。

あとは元気な子供がいることでなごんだり、コミュニケーションがとりやすくなっていると感じました。

500世帯くらいの大規模な仮説住宅もありました。2016091011140001.jpg
ここにはイオンの仮説店舗がオープンし、品揃えも豊富。
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隣のお店では唐揚げなんかがあり、食べたらあっさりでウマーベラス!!
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また食べたい美味さでした。

避難所では1日3食、食事は出るそうで物もあり、支援してもらった全国の皆さんに感謝しているという方もいました。

目に入った段ボールは北海道や奈良から来ていて、本当に全国から支援物資が来ているのがわかりました。

神社が被害にあった所もあります。
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お祭りや子供たちの相撲大会が行われていた場所。
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町の人が集まる場所が被害にあい、行事が中止になると精神的なダメージが強い。
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この状態でも行事は再開するそうですが、それがいいと思います。

仮説住宅に入ることで離ればなれになってしまった友人、知人に会える機会を作ることでストレス発散にもなるはずです。
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阿蘇大橋は地震と土砂崩れで崩落。
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真っ直ぐ橋が伸びていて、山の辺りには線路やお店があったそうです。
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この橋が無くなったことでかなり遠回りせねばならず、住民の方の生活や人が来なくなる、という支障がかなり出ているそうです。
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この地域は特にダメージが大きく、3人の学生さんが亡くなっています。
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1ヶ月前にオープンしたばかりのコンビニも地震にあい、当時のまま閉店していて、駐車場は地割れだらけです。
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想像すると、例え命は無事だったとしてもこれだけの被害があると相当怖かっただろうし、これから心のケアも必要になってくる方が多いはずです。
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熊本城に着いたらもう20時。
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暗くて見えづらいですが、崩れた石垣、象徴的な建物が傷ついているのは僕が見てもショックだったので、熊本の人達にかなりのダメージを与えているはずです。
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修復に何十年、何十億とかかるとか。

でも崩れた石の一つの裏側に観音様が彫ってある石が見つかりました。

もしかしたらこういった震災があった時に一つの希望になるように、と掘られた可能性もあるのではないか、とのこと。

もし400年前にそこまで計算していたならものすごいことだ。

日本には沢山の城があるが、もしかするとそういった隠された物が石垣にはあるのかもしれません。

たまたま観音様が掘られた石が使われたんだとしても、前向きにさせてくれる材料ではないでしょうか。

今回丸1日、少ないですが色々見て回り、お話も聞くこともできました。

またゆっくりと観光にも来たいし、体制を整えてライブなんかやりにいけたらと思うので、熊本の皆さん、踏ん張って下さい!

今まで来てないから安心ではなく、これからまたいつどこで震災が起こるかわかりません。

個人レベルでの備えはもちろん、被災地に行き話を聞き、各県、そして市町村レベルや企業も含めて防災の備えや震災後に起きた問題に混乱しないようなシステム作りが早急に必要だと思いました。

がんばろう、日本!