写真は紅白での『ご当地ソングの女王』水森かおり姉さんと。
今回はなんと6メートルもある衣装で登場!
『氷イチゴ』みたいになっていました(笑)
さて、もう出場4回目になるドリームマッチ。
最初はFUJIWARAのフジモンさん。
2回目はフットボールアワー後藤さんと組んで優勝。
3回目はインパルスのつっつん。
一度優勝させて貰ったし、今回は『お祭り』として楽しみたかったので、ネタの書ける人と組んで書いて貰おうかと思っていた。
その方が自分のキャラクターにも変化があって面白い。
そこで選んだのはキングオブコント霸者、バイきんぐ小峠。
お互い敬語だったが共演も多く、仲良くなりたいからタメ口でいこう、と先輩のバイきんぐ側から言われて『タメ口条約』を結んでからはタメ口だ。
幸いにも相思相愛で組むことができたが、やり取りを見て貰ったらわかるように小峠は俺が書いたネタにツッコミたい、となった。
ならばとネタ作りはいつもと違い、喋りながら作ることにした。
『こんなんはどう?』
『いーねー!面白いね!』
『こうボケたら何てツッコむ?』
『あーこうかなー』
なんてやりながら。
何とか完成したが一番困ったのが『ジョア』と『ミルミル』というワードがスポンサーの関係で使えなくなったこと。
オチにも絡む部分だったので何とか別の物がないか散々悩んで出てきたのが『ディノス』と『ベルメゾン』だ。
ここは絶対にジョアの方が響きも面白い。
しかしそこはテレビの世界。
ダメなものはダメなのだ。
ジョアをディノスに変え、それならばポロシャツもディノスで買ったことにして『ディノス!』ってツッこむのはどう?と提案。
あーいいねー、いや、わかるかな?大丈夫かなー?
なんて言いながらここに賭けてみた。
本番で小峠が叫ぶ。
『……ディノォォスっっ!!』
スベッた…。
見事にスベッた…。
全力で叫んでるのに全然ウケてない小峠を見て、こちらが提案しといて申し訳ないが爆笑しそうになった。
ジョアが使えてればこんなことにはならなかったのに、と思いながら。
バイきんぐのネタはツッコミで笑いを取る。
『西村はボケにならないようにしている』
と、バイきんぐのネタ作りの特徴で小峠は言っていたが、いざやってみてなるほどなーと思った。
何ヶ所かうまくいかないとこがあったが、そこはボケとツッコミが早い『サンドウィッチマンのネタのテンポ』のイメージで作ってしまったとこだ。
そこは小峠節を殺してしまって申し訳ないことをした。
もっと自分がバイきんぐのネタを見て研究すべきところだった。
でもこうして違う相方とネタを作って演じるのは勉強になるし、終わると達成感があって楽しいものだ。
そして何より相手と仲良くなれる。
優勝できなかったのは残念だけど、楽しい年始の祭りにはなった。
そしてもし今年、バイきんぐが一度でもディノスの表紙を飾ることができたなら、それは優勝よりも嬉しいことだ…。