サンドウィッチマン 富澤たけしオフィシャルブログ「名前だけでも覚えて帰ってください」Powered by Ameba-ismfileget_ed.jpg

写真は番組で一緒だったテツandトモさん、ロケット団の三浦っちと。

テーマは『紅白』です!


元旦にドリームマッチがオンエアーになりました。

今回のドリームマッチは例年通り関西弁の先輩に胸を借りようと、ほぼ接点もなく、失礼ながら舞台ではどんな感じで演じるのか全くわからない小藪さんにしぼっていきました。

すると何とボケチーム7人が小藪さんを指名、撃沈しました。

いやーまいった!

どうしよう!?

一瞬頭が真っ白になり、次に浮かんだのはインパルス堤下君。

つっつんだ。

あまり深い話はしたことはないがインパルスのネタは大好きだ。

インパルスとはよく雰囲気が似てるとも言われるので避けた方がいいかな、とも思っていたがこういう機会はなかなかない。

恐らく一回目のフィーリングカップルでフラれた我ら二組の四人とも同じ考えだったのではないだろうか?

すると先にまさかの伊達・板倉コンビが決まる。

これで富澤・堤下コンビが成立すると『相方交換コンビ』になるのだが、これまた見事成立。

毎回そうなのだが、組む人とは事前に話もせずにガチであの場で選ばせてもらう。

コンビが決まるとほんとに男女間で告白して付き合うのが決まった時のようで、なんだか恥ずかしくてしょうがない。

つっつんが相方ならコントかなーと思っていたが、普段漫才をやらないので挑戦してみたいという。

オンエアーでも少し映っていたが、本当に四人で軽く会議をした。

漫才×漫才か、コント×コントか、漫才×コントか。

結果的に板倉・伊達コンビはコント、うちは漫才でいくことに決定。

ネタを作ることになったものの、年末で朝から晩まで仕事で地方ロケも多く、いつもにもまして時間がない。

ドリームマッチでいつも僕がやるのは相方が決まったらまず、そのコンビのネタのDVDを借りてきて相方を研究する。

どんなツッコミをするのか、得意なフレーズはあるか、やらないことは何か、など、無理して窮屈なことをやるよりはできるだけお互いの長所を出して活かしたい、というのが自分の課題だ。

今回は『いつもと違う富澤を出したい』というつっつんのリクエストもある。

仕事から帰り、朝方にDVDを見たり携帯電話でネタを書きながらそのままダウンすることもありながら何とかネタを書き上げた。

ネタ合わせしてみるとつっつんは相方とは全く似て非なる者なんだな、と感じた。

温度が高く、速く、大量に固まりでやってくるツッコミ、という感じ。

やってみないとどんなスタイルが合うかわからないとこがあるので何パターンかのスタイルを盛り込んだ。

ブラマヨさんぽく言い合いするくだりが自分の中では楽しくしっくりきたので後半部分のネタを全部作り直すことにした。

そしてやっとこさできたのがデートから最後までの部分だ。

いつもと違うキャラクターという意味では二人とも女性になって進行するくだりがあったら気持ち悪くて面白いかな?とも思ったが、お互いなかなかスケジュールがなくてちゃんとした稽古は前日3時間ほどと当日、後半のネタも前日にできたので深く詰めきれなかったり二人共女性のパートが作れなかったのは少し悔いが残る。

わかる人にしかわからないV2を何だかどうしても入れたくなって盛り込んだら、つっつんはV2のCDはもちろん持っていて、もう少しでヨシキのクリスタルドラムを買う寸前までいったほどのXジャパン好きだったことが判明し、このくだりは二人だけで盛り上がった。

そんなこんなで練習でも一度も上手くいかずにどちらかがネタを飛ばしたりして出番3秒前までつっつんは台本を見ていたが、失敗したらしょうがないやと開き直って挑んだ本番で初めて成功。

しゃべくりでテンションをあげてやり合う漫才はやらないので新鮮で楽しくできた。

普段やらない『漫才』をあれだけできてしまうつっつんも流石プロだ。

自分達にとってはかなり普段と違うことに挑戦しているので普通にできてると思われたら悔しいぐらいだ。

あれだけ時間がない中で体調も崩しながらネタを作って覚えた自分達も褒めてやりたい。

結果は残念だったけど、思い出に残る楽しいドリームマッチでした!

楽しんでもらえたら何よりです。